画像元:https://www.cnn.co.jp
毎朝8時に放送しているネットニュース番組
虎ノ門ニュースで面白い放送がありました。
虎ノ門ニュースを番組に持つ
DHCテレビが訴えられていた。
DHCテレビ番組の一つ、
ニュース女子で沖縄問題を取り上げた。
番組を報じた後、
一人の女性が名誉棄損と訴えた。
先ほど(午前10時)地裁で判決が出ました。
観方によって恐ろしい問題もあり、
多くの業界にかかわってくる内容です。
ニュース女子の沖縄問題とは
裁判のきっかけとなったのが上記動画の内容です。
2016年時、沖縄の基地問題で今、何が起こっているのか報じた。
番組出演者が現地に向かい、聞き込みや現地突入を行った。
大手メディアではまずやらない、載せない部分を報じた。
すると上記番組に乗っている一人の女性が訴えました。
名誉棄損を受けた、人権侵害を受けたと。
人権団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉さんです。

画像元:https://www.okinawatimes.co.jp/
辛淑玉さんは1959年生まれの在日韓国人。
アイヌ問題をはじめとする人権侵害問題にかかわっている女性です。
彼女の訴えとして
「現在もニュース女子をYOUTUBEに乗せているので、削除を要求」
「司会者の長谷川幸洋さんに賠償金(1100万円)を請求」
すぐさまニュース女子を放送している東京MX社長が謝罪しにいった。
BPOは「ニュース女子が嘘を流している」と断罪した。
そこでDHCテレビは上記番組の後、きちんと検証番組を作りました。
検証動画を調べたところ、見当たりません……。
2016年の話で、今になって裁判の結果が出たのかと、びっくりしています。
長谷川幸洋逆に相手を訴える

画像元:https://youtu.be/zWCuCBGXAUA
今日放送していたニュース女子地裁判決で、
訴えられた側の長谷川さん(ニュース女子司会者、上記画像)が出演し、述べていました。
「名誉棄損に関して、向こう側の主張が二転三転している。
彼らがやりたいのは名誉棄損に対する裁判ではない。
私、長谷川やDHCテレビの言論を封殺することだ」
※ 沖縄問題で訴えらえれた後、彼は司会を降板した。
スラップ訴訟という言葉があります。
コトバンクによりますと、ジャーナリストなどの批判を封じ込めるため、
企業側が彼らを相手取って裁判を起こす行為です。
長谷川さんはスラップ訴訟という形で、
自身の言論を封殺されるばかりか、名誉まで傷つけられた。
自分が番組で言ってもいないことを、
向こうは誇張かつデマをまき散らした。
なので、こちらも彼女を訴え返したと。
ニュース女子の裁判は一時期、ネットで話題になっていたので知ってました。
まさか訴えられた側が名誉棄損で逆に相手を訴え返していたのはびっくり。
嘘を放置してはならない

画像元:https://www.sankei.com/
なお長谷川さんはこうも述べていました。
嘘を放置してはならない。すぐさま真実を言わなければならない。
嘘について大目で見ると、
後に自分自身の足を引っ張る結果になります。
長谷川さんが一つの例を挙げていました。
ソウル聯合ニュースにて日本の極右団体と韓国情報機関「情報院」が
不当な取引を行ったと報じた。
すると桜井よしこさんはすぐに反論した。
週刊新潮や自身のネット番組ですぐ否定し、
向こうのテレビ局がいかにあくどいか、反論していたのです。
長谷川さんは裁判に出席して、
嘘は放置してはならず、きちんと指摘しなければならない。
黙っていてはいけないと述べておりました。
地裁の判決結果

画像元:https://youtu.be/zWCuCBGXAUA
本日午前10時に地裁の判決が出ました。
すでに最高裁かと思ったら地裁だったんですね。
かなり長い時間争っていてびっくり。
始めにDHCテレビは辛淑玉さんに550万円を払うこと。
そして謝罪文を出すこと。
※賠償金1100万円の半分。
次に長谷川さんが起こした訴訟は勝訴。
さらに原告側は番組の配信を取り消せと言ったが、
ニュース女子の沖縄特集を消さなくていいとのこと。
勝ったのか負けたのか、よくわからない判決です。
DHC側は控訴するとのこと。
僕の予想では最高裁まで行くとにらんでいます。
双方痛み分けの判決ですし、徹底してやってもらわないとね。
なお刑事訴訟でなく民事訴訟です。

画像元:https://youtu.be/zWCuCBGXAUA
僕の感想を述べます。
YOUTUBEに乗っているニュース女子動画はそのまま残していいと判決が出た。
※本来はこれもすべて削除せよと、向こうが訴えていた。
言論の自由を封じられなくてよかったと思っています。
番組で長谷川さんがこうも述べていました。
「自分は元”左(向こう側)”の人間だった。
だから彼らの考えている戦略、対策が手に取るようにわかる」
批判と罵詈雑言、さらに一部の人にとって真実をついた痛い情報が、
何もかも差別や誹謗中傷になってしまうと、
何も取材できなくなってしまいますね。
先ほどまで裁判結果の様子を見ていた僕として、
とりあえず長谷川さんの言論は守られたままで良かったと思っています。
高裁そして最高裁に行くまで、あと数年はかかるでしょう。
今回、僕は生配信で初めて「勝訴、不当判決」なるものを見ました。
第二ラウンドはどうなるのでしょう?