画像:http://free-photos.gatag.net/
福岡ソフトバンクホークス時代の松坂大輔選手、
2017年代の成績はどうなっているのでしょう。
気になったので調べたうえで考えてみました。
去年(2017年)の成績

参照+画像:http://npb.jp/
2017年の成績がなんと……一軍での出場成績がありません。
2016年、2軍で1勝した程度です。
これだと期待はできません。
だからこそ、僕らの予想を覆して期待させてくれると、
「松坂、やっぱすげえわ」評価が一気に変わるのです。
漫画のような出来事が起きるかどうかは4月以降にかかっています。
でも、なんで2017年度は一度も成績を残していないのでしょう?
2017年4月に右肩を痛めてしまったのです。
野球選手は右肩を含む肘、腕、手すべてを見なければなりません。
利き腕の故障について

画像:https://www.saiseikai.or.jp/
松坂選手はいきなり肩や腕を壊したわけではありません。
2011年に肘の靭帯を損傷し、手術を行いました。
野球選手にとって、肘の靭帯を痛めることがどれだけ辛いのか?
野球選手でない僕にはおぼろげながらしかわかりません。
どれほど辛いのかを知るため、肘の靭帯について調べてみました。
松坂大輔選手はボールを思いっきり投げます。
西武ライオンズ時代、片岡選手に対し時速155キロのストレートを投げました。
(上記記事にその時の様子を書いています)
片岡選手はバットを思いっきり降りすぎたうえ、
捻じ曲げた姿勢を取ったため、足に多大な負担をかけたのです。
思いっきりボールを投げる際、たくさんのエネルギーを消費します。
くわえて肘をはじめとする体の一部に多大な負担をかけるのです。
僕の場合、日々歩いて最新のネタを探しています。
また日々パソコンとにらめっこして、記事を書いています。
毎日行うと、主に目と両手を長時間使うので、
腱鞘炎をはじめ、視力低下(毛様体筋の酷使)へつながるのです。
ピッチャーとキャッチャーの距離

画像元:http://www.city.minamiboso.chiba.jp/
投球動作は様々な力を使います。
力を抑えて投げるのも、力を使う行為にほかなりません。
本当に力を抜いて投げた場合、キャッチャーまでボールが届かないでしょう。
ピッチャーからキャッチャーまでの距離は18.44メートル。
投げるには最低でもある程度、力を入れなければなりません。
ピッチャーはストレートだけでなく、チェンジアップ、
スライダー、フォーク、ナックル……人によってですが、
さまざまな種類の球を投げます。
試合でいろんな球を投げる際、ひじを酷使します。
酷使した後、きちんと休息を取らないと、
体に限界が訪れ、壊れたままになってしまうのです。
肘の痛みは年齢に関係ありません。
早い人なら12歳ほどでひじを痛めて野球選手生命を負えますし、
反対に肘のけがを負わないまま、引退する選手だっています。
ある野球チームにピッチャーが一人しかいないなら、
肘を酷使して使い物にならなくなる確率は高くなります。
肘を痛めた場合の対策

画像:http://free-photos.gatag.net/
酷使すると、筋肉繊維が壊れます。
壊れた繊維は「より強くなる」ために成長します。
成長するためには休息をとる、ボールを投げない時間が必要です。
野球に限らず、酷使した部分を放置し、
休息をとってさらに強くさせる行為を超回復と呼びます。
超回復期間はたいてい72時間ほどだそうです。
※ 頭を使う作業はあまり関係ありませんが、
適度に休息をとっ他方が、記憶量にも差が生じるようです。
ところで肘の損傷を抱えた場合、
超回復(休息)に費やす時間がとても長くなります。
最低でも三週間、長くと一年以上かかるそうです。
その間、選手によってはギブスを行って骨を徹底して休めます。
条件が整えば手術もあります。
松坂選手は肘の靭帯に関するトミー・ジョン手術を受けています。
損傷した靭帯を切断し、正常な腱の一部を移植して回復を図り、
術後は軽いリハビリに2か月以上を費やし、1年を費やして元に戻すそうです。
しかし、打率や防御率が落ちるというデータも出ています。
参照:https://style.nikkei.com/
メジャーリーグと日本の野球

画像:http://macuserjapan.com/
メジャーリーグに行った日本のプロ野球選手は深刻な怪我を負いやすい。
プレジデントというサイトに分析がありました。
松坂大輔選手以外にも、田中将大、和田毅、藤川球児、ダルビッシュ有……
理由は二点あります。
1 メジャーリーグとプロ野球で使うボールに違いがある
メジャーリーグで扱うボールは日本に比べると重たく、なれるまでに時間を費やします。
重たいボールになれる際、ストレートをはじめとする様々な球種に対し、
微妙な変化や力加減を求められ、ひじの酷使へつながるのです。
何事においてもマンネリが一番力(精神を含む)を出しませんが、
常に新しいことをやると、ストレスをはじめとする様々な力が入ります。
対策として、重たいからこそ「あえて力を入れない」よう、
ボールを柔らかく投げるよう、工夫すれば酷使を防げるそうです。
黒田博樹選手や上原浩治さんがあたります。
力を入れないといっても、キャッチャーのグローブに届くまでの力は必要です。
2 日本に比べると短いサイクルで先発投手として投げる機会が多い
日本に比べて「早い実績」を求めるアメリカらしいなあと思いました。
昔からアメリカで野球生活を送ればなれるのでしょうが、
日本からメジャーへ行くと、違う野球生活を送ります。
環境の変化と腕の酷使に体が悲鳴を上げ、対応できなくなる場合もあるのです。
きちんと試合に出場しないとギャラガもらえない。
米国に適した野球環境が問われるのですね。
参照:http://president.jp/
今年(2018年)の成績は?
今年は何試合出るのでしょう?
肘を痛めているので、あまり多く出場しないでしょう。
出場したものの、また右肩から肘を痛めて休場とならないよう、
頑張ってほしいと心から思います。