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松坂大輔選手が中日のプロテストに合格し、
1軍として沖縄にあるキャンプ地へ参加します。
キャンプ地で若手や同僚に対し、アドバイスのやりとりを行うと考えています。
大きな疑問というより不安が浮かびました。
松坂大輔が一軍に入る効果
こちらで松坂大輔にまつわる経済効果について触れました。
次は松坂選手が一軍に入ることで、得られる「組織内」効果を書きます。
中日の代表は松坂選手が一軍に入った結果、
松坂がメジャーリーグほかで得た経験(テクニックやノウハウ)を、
チーム内で共有し、選手育成に貢献すると期待しています。
若手の中には全盛期の松坂に敬意を抱く選手が多く、
中日のレベルアップにつながるとも想定していると。
松坂選手はメジャーリーグも経験し、アメリカでの怖さを味わっています。
また、米国で戦う際に通じたノウハウやテクニックを持っていますね。
くわえてチーム内のコミュニケーションもあります。
そこで思ったのです。
コミュニケーションを考えたとき、松坂って同僚とのやり取り、大丈夫かしら?
いざこざを起こしまくって、嫌われないだろうか?
結果、松坂選手が中日ドラゴンズでも大した活躍ができなかったら……
心配になったので、松坂選手の「人柄」を調べたくなったのです。
イチローが松坂大輔に苦言

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松坂大輔選手の「人柄」を調べたところ、
米国にいるイチロー選手が松坂大輔選手に苦言を呈したそうです。
時期が今ではなく2006年のWBC。まだ西武ライオンズ時代で26歳です。
(翌年からメジャーリーグ:レッドソックスへ。去年は柴田倫世さんとの間に第一子誕生)
内容は「野球をなめている」
相手に打たれても、へらへらしているところがある。
WBCでは大会最多となる3勝、防御率1.38と評価され、MVPを得ました。
ファンとしてみている分には、松坂選手はすごい投手だった。
チームとして一緒に仕事をしていたイチロー選手からすると、
松坂選手が失敗した際、垣間見える態度から
「ああ、こいつは舐めているなあ」捉えたのでしょう。

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僕もですが、20代はまだ自分しか見えないのです。
そこで取り返しのつかない出来事をいくつか味わい、
だんだん自分以外に気づいていくと思うのです。
松坂大輔選手もイチロー選手から苦言を言われた際、
「俺のどこが舐めた態度をとっているのか?」わからないと思うのです。
今の松坂だったら、かつての自分を見て「ああ、ここが舐めている」気づくでしょう。
中日ドラゴンズでも若手を見た際、かつての自分を見るかもしれません。
参照:http://kiraku-infomation.com/
さぼりのマツ

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参照元を読んでいた際、「さぼりのマツ」書いてあり、
「松坂ってさぼり魔だったの?」気になりました。
調べると、横浜高校時代「さぼりのマツ」と名付けられるほど、
練習は嫌いだったけど、負けず嫌いでもあるから練習をしたそうです。
練習は嫌いだ、でも本番で負けたら悔しいから、
相手に負けないよう、必死で訓練を積んでいた。
これぞ逆説ですね。
ほかにも「一番風呂のマツ」とあだ名をつけられていました。
練習を終えたら、ほかの選手を差し置いて風呂へ入るそうです。
受験勉強に関する話を一つ思い出しました。
普段から受験勉強をしている人間でも、なぜか本番に緊張して落ちる人もいれば、
普段はほとんど勉強していなくても、本番に強くて一発合格する人もいる。
この違いは何でしょう?
負けず嫌いな性格が一つあると思うのですよ。
本番では絶対に負けたくない。何が何でも合格してやるって。
特に自分にとって知らない問題が出たとき、気持ちが負けるのか。
こんな問題、どーってことねえ、負けねえぞと戦うのか。
さぼりのマツは後者ですね。
練習は大嫌いだ、でも本番で実力を出せずに負けるのはもっと嫌いだ。
だから負けないために試行錯誤をこなす→練習する
負けず嫌いをどこまで利用できるか?

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人の性格は基本、一生治りません。
僕だって普段はだらしない人間で、いまだに指摘されます。
治らない部分を変えようと試行錯誤をこなし、
昔に比べてよいほうにはいくのですが、
ある時、ある瞬間に「治っていない部分」が一気に出るのです。
それだったら人から見て「ここがすごいなあ」という部分を磨いたほうがいい。
治らない部分は信頼する人に任せたほうがいいでしょう。
松坂大輔選手は「負けず嫌い」な性格に助けられていると思っています。
中日ドラゴンズでも負けず嫌いな性格を利用し、
若手や同僚とコミュニケーションを取り、勝利へ貢献すると思っています。
「負けてもいいや」な性格だったら、甲子園で17回延長試合を行わなかったうえ、
そもそも甲子園にすら出られなかったでしょう。
メジャーだけではありません。
右肩から肘を壊し、復帰しつつある今でも、
年俸が下がろうとも「野球選手」として活躍したい。
ここも負けず嫌いな部分があります。
自分の落ち度に負けてたまるかという心境です。
相手に感謝する気持ち

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松坂大輔選手は以前、在籍していたソフトバンクに対し、
感謝している、ソフトバンクには「実績」という形で恩返しをしたいと述べています。
ソフトバンクを挑発しながらも、相手に気を配る部分は人として成長したなあ。
心から思うのです。
「感謝できる」という部分は人を大きく成長させます。
反対にいくら年をとっても感謝一つせず、
常に相手へ不満をぶつけていると「人としての器が小さい」思うのです。
人間、生きていれば不運だってあります。
嘆きたくなる、不満を述べたくなる時だってあるのです。
そこで不満を述べるか、感謝するかで人としての器に差がつくのです。
松坂大輔選手が人気なのも、素直な部分があると思うのです。
今年は本当、頑張って成績を残してほしい。