現在の中谷美紀を語るうえで必須な”フランス”との出会いと現実



画像元:https://hochi.news

今週のあさイチプレミアムトークに
女優の中谷美紀さんが出ます。

アイドルとしてデビューを飾り、
ひとつ屋根の下で女優としてデビュー、
以降たくさんの作品に出ています。

プライベートでは数年前に
ドイツ人の音楽家と結婚し、
日本とドイツの生活を行き来しているのです。

中谷美紀さんを調べると、
「フランス」に大きなキーワードがありました。

フランス語が堪能だ!

はもちろんですが、
本当に僕が関心した部分は語学よりも、

「なぜフランスにのめりこんだか」です。

 

中谷美紀とフランスの”馴れ初め”

Numeroという雑誌のインタビューによりますと、
中谷美紀さんは10代からフランスの映画を見ていました。

ゴダールの『気狂いピエロ』や『勝手にしやがれ』
トリュフォーの『大人は判ってくれない』など

10代半ばでこれらの映画に出会い、大変ショックを受けた

どの部分がショックだったのか?
インタビューによりますと、

ゴダールの行う断片的カットのつなぎ方、
予定調和を思いっきり壊すところ(辻褄があってない)

14歳で衝撃を味わい、以降は映画館に入り浸りします。

ただ映画を見るのでなく、エンドロールに流れる役者、
監督、撮影や脚本家の名前をメモしていった

将来の道を暗示しているかのようですね。
もし役者になれなかったとしても、映画業界へ携わる人になっていたでしょう。

スタッフ陣をメモするほど、向こうの映画にほれ込んだ。
当然向こうの言語でせりふを発している。

最低でも向こうの言語をきちんと聞き取れないと、
お話の楽しさ、演技のすばらしさにのめりこめない!

中谷さんがフランス語に精通しているのも、
まさにフランス映画への関心があったからですね。

そして関心は体をも動かします。

 

フランス映画が好きでパリに住んだ

画像元:https://youtu.be/OB_6nOcuRr4

Numeroのインタビューによりますと、
フランで開かれる映画が好きすぎて、
22歳(1998年)のときにパリで生活を送ったとのこと。

※中谷さんは15歳でアイドルとしてデビューし、
17歳で女優としてデビューを飾っています。
また98年はリングに主演として出た年です。

フランスでの生活はどうだったのか?

朝8時に起きてまずは映画を一本見る。
その後自宅付近の小さな映画館に足を運び、映画を見る。

昔はおしゃれな映画をよく見ていたけど、
今はドキュメンタリーを中心に見ているとのこと。

中谷さんはフランス映画の魅力について、こう述べています。

辛口なユーモアを含みつつ、映画の主題が深くて濃いと。
詞的で難しい作品もあるけど、人の心の機微を大切に描いていると。

 

フランスの現実と理想

脱線をお許しください。
フランスに関する上記ツイートが多大な関心を集めていました。

フランスに憧れを抱いた人がいる。
住む前は外国人だろうと自由と個性を尊重してくれる、
人権的な意味で理想の国だと思っていた。

実際に住んだら現地にとって自由と考える価値観が尊重されているだけだった。

「自由の象徴」のために、少しでも彼らにとって不自由と感じる者に対し、
白い目で圧力をかけていくと。

僕はフランスに行ったこともなければ住んだこともないので、
上記ツイートになる辛さを体験しておりません。

フランス人の自由に合わせられる人なら、苦しくないでしょう。

画像元:https://highfashionmens.com/

また別のツイートだと、
フランス人は日本と違って自由に服選びができない。
日本では少し注目を浴びる程度だけど……

フランスだと変人扱いされるんだと。

上記ツイートを見ていたら、
フランスでなぜブルカが禁止されているのかがわかりました。

また、パリコレの意義も見えてくるのです。

僕から見てパリコレは基本、
モデルはおかしくて傾奇な衣装ばかり着ています。

調べたところ、衣装インスピレーションにおける紹介の場で、
へんてこな衣装を元に、新しい衣装や概念を作りなさい!

今回、フランスの国民性に関するツイートを読んでいたら、
自由のために回りに圧力を強いる。

パリコレは国民が持つ同調圧力を受け付けない場ではないかと、
中谷美紀さんのインタビュー及び上記ツイートを元に考察したのです。

言い換えるなら真の自由ですね。

映画にしろ同じです。

フランスが大切にしている自由の中に、
実は自分とは違う自由を持つ者に不自由を強いらせている。

強いられた不自由を表に出して
「自由とは何か」を映画内で語らせているのでは?

そこにも中谷さんは惚れこんだ。
変に深読みしすぎでしょうか?

 

中谷美紀の語学勉強法

画像元:https://numero.jp/

最後に中谷美紀さんの勉強法を書きます。

英会話のサイトによりますと、彼女はフランス語はもちろん、
旦那とは英語でやり取りをしているとのこと。

最近、ドイツ語とで旦那の娘とやり取りをしています。

そこから見えてくるやり方として

  • 海外旅行して互角を放さざるを得ない環境に身を置く
  • 映画を通して向こうの言語で感情や状況を理解する
  • 外国人の友達をたくさん作り、現地の人と話をする

主に3つあげていました。

必要な場に自分を置いて、かつ興味あるものへ深入りする。

シンプルに言うとこれだけですよね。
だからこそ、シンプルな場を見つけるのが大変だと、僕は思うのです。

それこそ寝食を放り投げてでものめりこむものって、なかなか出会わないから。