画像元:https://twitter.com/Toei_films
明後日の朝イチプレミアムトークに
俳優の中谷美紀さんが出ます.
10の頃にフランス映画を見てドハマリし,
まずアイドル生活を行い、
2年たって女優としてデビュー。
以降さまざまな役をこなし、
数年前にドイツ人の音楽家と結婚。
現在は海外と日本を行ったり来たりして
お仕事をなさっております。
さて中谷美紀さんは女優です。
女優といえばやはり演技。
演技力に関する評価を調べると
「ちょっとかわいそう」
思ってしまったのです。
※画像左の男性は俳優の田中圭さん。
中谷美紀の演技力は気にならない
画像元:https://youtu.be/zQrH0gMz_h0
Twitterや知恵袋、5ちゃんスレッドなど、
中谷美紀さんの演技力に関する評価を調べたところ、
「役柄によってイメージが全く違う。演技はとてもうまい」
褒めていたのです。
もちろん役柄によって、第三者が見る中谷美紀像が崩れると、
「見るのが辛くなった」とぼやく声はありました。
RealSoundというサイトのインタビューに
ある舞台で共演した井上芳雄さんが述べていました。
中谷美紀さんの演技力は等身大で、決して無理をしない。
過剰でないのにインパクトがでかいと。
中谷美紀の演技はここがよくないという声
画像元:https://youtu.be/6DtvlZR8N8o
一方でこう評価する人もいます。
- 「どれもこれも似たり寄ったり」
- 「わざとらしくてうまいとは思えない」
また映画評論家のおすぎさんも中谷さんを下手扱いしています。
で、似たり寄ったりだという批判に対して、
「いや、監督やスタッフ側がむしろ中谷美紀に対し、
似たり寄ったりの役を与えているのではないか?」
指摘している人もいました。
僕の場合、中谷美紀といえばすぐ浮かぶ役柄がありません。
記憶に残らない女優ともいえる一方、
演技者の名前すら頭に入ってこないほど、
自然すぎてはまっているともいえるのです。
例えるなら木村拓哉さんは何をやっても最初、木村拓哉さんです。
時間がたつにつれ、だんだん木村拓哉さんが消えて、
木村さんが演じている役として、僕は語ります。
中谷さんの場合、最初見たときに「中谷美紀だ」でなく、
「きれいな女性だ」になり、中谷さん演じる役の名前になっていく。
上手いか下手かはわかりません。
別の女優の演技が下手といわれて……
画像元:https://news.yahoo.co.jp/
さて中谷美紀さんの演技力について調べたところ、
「共演している広末涼子さんの演技が下手」批判されており、
そこに中谷美紀さんも引っ張られておりました。
あるいは広末さんも中谷さんも演技はうまいが、
こんな映画に出した監督やスタッフの考えがおかしい!
そこに中谷さんの演技が下手とつけられていた。
さすがにこれはかわいそうです。
中谷美紀の演技力の源泉を探る
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ここからはいかにして現在も中谷美紀さんが女優として生き残っているか?
中谷美紀さんの演技論について調べました。
ドワンゴのインタビューによりますと、
若い頃は「やる気がない」とみなされて、よく叱られていた。
「辞めたい、早く辞めたい」と思っていた。
芸能人になったきっかけも自分から志したというより、
お世話になっていた人の誘いで導かれた結果と述べています。
周りに比べて大きな志もないが、かえってよかった。
もし必死になってしがみついていたら、
ある時点で心がポッキリ折れて、女優を辞めていただろうと。
演技というより人生論ですね。
ドワンゴのインタビューではその後、人生を変えた作品として、
「嫌われ松子の一生」を載せています。
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20代と50代を同時に演じた。
結果、役によって「切り替える」という技を覚えた。
今までの自分は役に対し、のめり込む人間だったが、
嫌われ松子の一生を通じて、仕事は仕事、家庭は家庭と切り分けられた。
現在、演技をするうえで重要なことは二つ。
- 自分が好きだ!と思うものにしたい
- いい作品をみんなで作っていきたい!
言われてみれば当たり前でも、当たり前を実行に移すのが大変です。
それこそ命を懸ける気でやらないと、すぐ手を抜くでしょう。
永野芽郁が中谷美紀からもらった言葉
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最後に演技の上手さを表す指標の一つ、
中谷美紀さんが後輩の役者をほめていました。
女優の永野芽郁さんはクランクインのインタビューで答えています。
中谷美紀さんから次の一言をいただいた。
「あなたは絶対芝居がうまくなる、だから続けなさい」
第一線で活躍している中谷美紀さんが後輩の永野芽郁さんの演技を見て、
「この子はうまくなる」と素質を見抜いている。
僕ら素人が見抜くのと、プロがほめるのとでは、違いがあります。
後輩の演技力をほめる際、何を意味するか?
現在後輩がもがいている場所を、すでに通過した事実です。
中谷さんも昔、永野さんと同じような演技の悩みにぶち当たり、
色々な経験や気づきを通して、ようやく乗り越えた。
もしかすると永野さんの悩みは中谷さんが受けた悩みよりも、
早い段階で味わっているのかもしれません。
いずれにしろ、後輩に対する優しさはもちろん、
先輩として後輩の伸びしろを後押しする言葉こそ、
役者・中谷美紀の演技人生が垣間見えるのです。