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「観月ありさの歌い方、相変わらず下手だ。安心する」
ツイッターで上記の言葉を複数見て、笑ってしまいました。
観月ありささんの唄が下手という声なのに、
なぜか安心するというちぐはぐさ。
どういうことか調べてみると……
観月ありさの簡単な生い立ち
始めに観月ありささんの簡単な生い立ちを書きます。
1976年東京都出身。
ありささんの芸能活動は4歳から始まります。
1988年に「教師びんびん物語」でドラマデビュー。
以降、毎年必ずドラマに出ており、休みはなし。
詳しくはこちらをお読みください。
観月ありさの歌い方が下手?上手い?
https://twitter.com/nhk_musicjp/status/1533735446324424704
NHKの番組「うたコン」で彼女が久しぶりに歌った。
ツイッターで多くの人が感想を書き込んでいました。
もちろん「うまい」という感想もありますが、
「歌えないおばさん」
「観月ありさのそっくりさんを連れてきたのか」
知恵袋によりますと「音痴どころでない」書かれていた。
彼女の歌を聞いて、うまいか下手かと言ったら……正直わかりません。
心が震えるほどではないけど、数分聞いてすぐ止めるという音楽でもない。
今聞くと、あの頃の青春がこれでもかとよみがえってくる。それだけかな。
一方で「歌が下手で安心した。昔と同じように音程を外している。
あの頃と全く変わっていない」
唄を通して聞き手の青春を思い出していたのですね。
聞き手にとって若い頃の違和感が間違っていなかった!
「あの頃のままだ!」という安心感もあっての発言でしょう。
彼女にとっては大変失礼な発言ですが……。
一つ、音楽関係者とみられるツイッターに面白い書き込みがありました。
昔は歌が下手でもシングルを出せた。歌唱力より知名度が大切だった。
特に「誰が歌ったか」よりも「誰が作ったか」も問われていた。
当時は作曲:小室哲哉さんが数年天下をとっていた時です。
その後、宇多田ヒカルさんなどが出てきて、
また音楽業界の歴史が変わっていくのですね。
※宇多田ヒカルさん、現在週三回精神科医に通っていると聞き、
僕はショックを受けた。人生とはわからないものだ。
観月ありさの演技が上手いvs下手
続いて演技についてみていきましょう。
知恵袋を見ていると、
「観月ありさの演技は普通。ドラマによっては出ない方がいいと思う。
特に重たい設定のドラマだと、普通過ぎて彼女が浮いてしまう」
別の人はこんな書き込みをしていました。
「彼女はウザい役、意地悪な役がよくあっている」
上記動画で深田恭子さんは観月ありささんは褒めています。
「美しく恐ろしい」
いくつかまとめますと、観月さんは「普通」だからこそ、
ある意味「素の自分」が現れている役柄だとハマっているが、
一方で素から大きく離れる役柄ほど、
浮ついて見えてしまうのかなと思ったのです。
泣くのが大変
https://twitter.com/sekakura/status/1534097833510506496
ここから観月ありささんのインタビューを通し、
彼女の魅力を深堀していきましょう。
まず徹子の部屋にゲストとして出たとき、彼女は語りました。
「泣かなくてはいけないシーンに苦労した。
いざ泣けと言われても、どう泣けばいいかわからない。
なぜ涙を流すのか。悲しいから? 怒っているから?」
その時、先輩俳優中井貴一さんがアドバイスを送った。
「風の音を聞く。海を見る。自分を無にして芝居しなさい」
ありささんにとって、強みはたくさんの役を演じたこと。
一方でたくさんの経験があるからこそ、考えすぎてしまい、
素の気持ちを感じれなくなってしまう。
今は経験があろうとも気持ちを無にして(経験を考えない)、
その時その場で感じた事柄を直接演技にぶつけていると。
「観月ありさは普通」
という声は当たり前なんだなと思いました。
役を通して中立的な気持ちのまま演じているのですから。
観月ありさ流プレッシャー乗り越え方
https://twitter.com/ameba_official/status/1534895589975986176
マイナビニュースによりますと、
周りから「すごいね」と言われ、己を意識するようになり、
何度か仕事を放り投げたくなる時期もあった。
しかし「周りに迷惑をかけてはいけない」気持ちがあり、
スタッフや共演者みんなと一緒に不安を乗り越えていった。
2012年に時代劇へ初めて出たとき、人生が変わった。
それまで「これはできないだろう」思っていた何かがあったが、
時代劇を通して「これもできるんだ」気持ちを変えられた。
観月ありささんにとって、時代劇は鬼門だった。驚きです。
第一線で活躍できる秘訣は両立にあり?
画像元:https://www.moviecollection.jp/interview/105951/
クランクインのインタビューより、
「歌手と女優を両立してたから、第一線で活躍できた。
歌手は自分の思いを音に変換して伝える仕事。
一方女優は自分でない誰かを通して”人”を掘り下げる仕事。
音楽には音楽でしか味わえない楽しさがある。
音楽が女優業の息抜きとなり、一度も女優業を辞めずにここまでこれた」
そして最後に彼女は語っています。
「自分は今40代。40代になったときわかった。
もっと攻めていかなければならない。戦わなければならない」
ありささんも30代は迷いの時期だった。
だからこそいろいろカタをつけ、戦えるようになったのでは?
僕は考えます。