画像元:https://www.instagram.com/raphaelangel8183/
明日金曜日のあさイチプレミアムトークに、
歌手の藤井フミヤさんが出ます。
福岡県生まれで高校時代に、
バンドチェッカーズを結成し、
92年に解散してからソロとして、
現在も歌手をメインに、
役者や作家など活動しております。
僕が知っている藤井さんは
96年で止まっており、
久しぶりに藤井さんの顔を見たとき、
眼鏡をかけてとてもびっくり!
藤井さんは面白い音楽論を語っています。
僕にとって大変勉強になり、
あなたもきっと何かをつかむと思うのです。
ヒット曲と売れる曲は違う……だと?
※画像左は作家でyoutuberのラファエルさん
チェッカーズ時代の特徴
画像元:https://youtu.be/vKwyfXS-NRo
チェッカーズ時代、僕は生まれたばかりでした。
当時のチェッカーズがどれだけすごかったのか、僕はほとんど知りません。
ひらけポンキッキで「ガチョウの物語」が流れており、
「あれチェッカーズだったの!」と驚くほどです。
※現在のガチャピンとムックはアプリゲーム、
グランブルファンタジーで大活躍をしており、複雑な気分を抱いています(笑)
僕の両親は「変わったバンドだった」述べている。
チェッカーズ時代の曲を考察したブログや、
知恵袋の質疑応答などによりますと、切ない男の心理を表現している。
例えばデビュー曲「ギザギザハートの子守歌」では、
女と付き合っていた男が責められる描写(サビ)を表現し、
あきらめと覚悟を引き出していると。
ちなみにギザギザハートの子守歌にある歌詞の一部を、
後に「うっせえわ」で有名となったアドちゃんが、少し形を変えて引用しております。
アドちゃんについてはこちらでも詳しく書いています。
ひらけポンキッキで流れていたガチョウの物語も、
ぬるいメロディと狼に対する皮肉(後半)が込められており、
歌詞だけを読んでいても面白いなあと感じます。
結婚が一つの転機に
画像元:https://youtu.be/gawvqaY9_jc
1990年(当時はチェッカーズ)に、藤井さんは一般人の女性と結婚しております。
当時チェッカーズはアイドルなみの人気を得ていたので、
主に女性ファンらがショックを受けたとのこと。
何と中学時代からの同級生で、
チェッカーズとして本格的にバンド活動を始める前から付き合った。
90年に車を炎上させる大規模な事故を起こしたとき、奥さまとなる女性も一緒に乗っていた。
そこにたまたま芸能レポーターがいて、女性は藤井フミヤの彼女だとみなし、大騒ぎとなった。
コトを収めるために結婚したと。
一度だけ浮気をしたが、すぐに奥様へばれてしまった。
今でも奥さまは怖い存在とのこと。
藤井さんが結婚をしてから2年後、チェッカーズは解散します。
音楽性の違いや他メンバーとの違いを生み出し、解散へ至ったのです。
現在の藤井フミヤの特徴
画像元:https://youtu.be/L0mFlcj3bA8
昭和歌謡を中心としたラジオ番組でチェッカーズが流れ、
リクエスト番組で藤井フミヤさんの歌が流れると、
藤井フミヤになってメロディの幅が広がり、
チェッカーズにはあったトゲトゲがなくなって、とても優しくなっているのです。
「バンドとソロではこんなに表現したいコトが違うんだな」
※コトは歌詞、メロディ、世界観ありとあらゆるものを示す。
僕はチェッカーズより藤井フミヤの歌が好きです。
一つは僕が大人になってからじっくり聞いたせいでしょう。
もう一つ、僕が藤井フミヤさんを初めて知ったのが、
バラードのAnother Orionだったからでしょう。
藤井フミヤといえばバラードに特化した歌手!
僕の中で一つの公式がうまれました。
チェッカーズの歌を初めて聞いたとき、びっくりしましたよ。
こんなトゲトゲロックを歌っていたのかと。
アナザーオリオンの後に流れた、Go the Distance(ディズニー映画主題歌)もいい。
サビを聞くと今でも勇気づけられる感じがします。
ヒット曲と売れる曲の違い!
画像元:https://www.excite.co.jp/news/
ここからは藤井さんのインタビューにおいて、
僕がとても気になった個所を取り上げていきます。
はじめに僕が一番藤井さんのインタビューで興味を抱いた発言は、
「売れる音楽とヒットする音楽は違う」
藤井さんは売れる曲よりヒット曲のほうがいいと述べています。
多くの人に聞いてもらえる確率が高くなるから。
ファン以外の人に「この中で歌える曲は何?」尋ね、
多くの人が「コレ!」指をさした曲がヒット。
売れる曲について定義はしていませんでしたが、
単純にお金が入る歌と見ればいいでしょう。
True loveがまさに売れる曲の条件とみていいと思います。
ヒット曲は売れる曲に比べて覚えてもらいやすく、
ラジオなどでよくリクエストもかかりやすい。
リクエストがかかるから、即売れるわけではないけど、
いつまでも歌手を知ってもらういい機会につながります。
「True love」が売れすぎたせいで天狗になってしまい、
友人から「お前の話は自慢話と説教ばかりで面白くない」
縁を切られる覚悟で藤井さんに叱り、目が覚めたとのこと。
人生の失敗も作詞と歌い方には必要ですよね。
※上記画像左は豊川悦司さん、金田一耕助の面影がない(笑)
売れる曲はタイミングと運と使い道
画像元:https://youtu.be/RvIWD9xV4e8
チェッカーズを解散して藤井さんはソロで「True love」を出しました。
大きく売れた理由は運がよかったからと述べています。
チェッカーズを解散してファンが難民化した。
すぐ藤井フミヤとしてバラードを歌い、チェッカーズとは違う藤井フミヤ像を示した。
人気ドラマ「あすなろ白書」の主題歌だった。
そして結婚式で流れる代表曲の一つに選ばれた。
タイミングとタイアップに恵まれた。運がよかったとしか言いようがないと。
子供が生まれてから音楽の好みが変わった
画像元:https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/
藤井フミヤ名義の歌を聴くと、大半がバラード系のラブソングで、
結婚そして自分の子供が生まれたことが、
藤井さんの音楽生活に何かしらの影響を与えたとみているのです。
インタビューで藤井さんは述べています。
チェッカーズのころはブラックミュージックばかり聞いていた。
※ブラックミュージック:黒人が中心となって歌うこと。
ゴスペルやソウルなど多種多様な可能性を切り開いた。
子供が生まれてからはアメリカンロック、フォークロックを聞くようになった。
※アメリカンロックはブラックミュージックを含む、米国で聞くあらゆる歌全般を示し、
フォークロックはボブ・ディランといった、民族性のつながりを持ったロックを示す。
子供が生まれたからこそ音楽にも影響を与え、解散のきっかけにもつながったのですね。
※画像はフミヤさんの長男、弘輝さん。フジテレビでアナウンサーとして働いております。
仕事の幅を広げすぎると人生ダメになる
画像元:https://www.bs-asahi.co.jp/interview/lineup/prg_425/
現在藤井さんは歌手に焦点を定めて活動しています。
wowowで藤井さんのコンサートを流す予定です。
藤井さんは音楽以外にも俳優やアートコレクターなど、他の部分にも力を入れていました。
※アートについてはインスタで確認できるし、絵画創作は趣味の一環として載せている。
手を広げすぎて本業(歌)がおろそかになり、
「自分の人生がダメになる!」危機感を抱いたとのこと。
別のインタビューでは20代半ばに歌手をやめようとしていた。
ソロになって歌の奥深さを体感するようになってから、シンガーとして食べていくことを決めた。
藤井さんいわく、ミュージシャンとシンガーは違うとのこと。
※ミュージシャンは曲を弾く人、シンガーは声に出して歌う人
現役シンガーとして生きているからこそ、
人間としての失敗もあるし、決断もあるし真理も得ている。
まだ若者の僕にとって勉強になるところが多いです。