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先日、ソフトバンクホークス監督の
工藤公康さんが引退を発表しました。
父親の勧めで野球少年チームに入り、
カーブのえぐさが大きな武器となった。
中学校ではハンドボール部にいたものの、
カーブの曲がり方をみて顧問が即座に
野球部へ転向させ、地球優勝を飾った。
高校では甲子園準決勝までいき、
ドラフト会議にてちょっともめたのち、
西部に入団し、30年間選手生活を送りました。
選手を引退後はコメンテーターになり、
2014年からソフトバンクホークスの監督へ。
そして先日引退を発表したのです。
工藤公康選手及び監督時代の年俸推移を見たところ、
「嘘でしょ」びっくりしました。
工藤さん、それでいいの?
とすら思ったのです。
今季はボロボロなホークス。
何があったのかも含めて調べました。
工藤公康選手時代の年俸推移
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工藤公康選手の年俸推移を見ていく前に、
西武:1982-94
福岡:95-99
巨人:2000-06
横浜:07-09
西部再:2010
81年のドラフト契約では6000万円。
82年は400万円で、86年に1520万円と4桁を越えました。
西武ライオンズ脱退前の93年には年俸9500万円とうなぎのぼり。
翌年は1億4000万円と1億円台を越えたのです。
2001年には3億円。巨人時代が最大年俸額となります。
その後は維持あるいは下落し、引退前の年俸は3000万円。
30年間、選手一筋で頑張ってきたものの、
やはり引退直前の年俸を見ると、競争の厳しさを物語るのです。
衝撃の工藤公康監督年俸
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続いて監督時代の年俸を見ていきますと……ずっと1億円とのこと。
4度も日本リーグを優勝に導いた男です。
もっともらってもいいのでは?
思ってしまいました。
もちろん工藤監督が納得しているなら、それでいいと思います。
いくつか調べたところ、工藤監督が別球団の監督になった場合、
年俸1億円の壁を破るのではないか?
といわれております。
工藤公康がソフトバンクの監督を選んだわけ
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日刊スポーツに工藤公康監督の記事がありました。
工藤公康さんは王貞治さんに尊敬の念を抱いていた。
監督として頑張ることで恩返しをしていきたいと。
王貞治会長は会見で述べていました。
「今の時代にあった指導をできる人を選んだ」
工藤選手時代の訓練について、こちらで読めます。
勝つために「負ける」戦略が衝撃を受けたのです。
工藤公康時代、ソフトバンクホークスは日本シリーズで5度、優勝を飾っています。
一方リーグ優勝は1位が4回、2位を3回とっており、
今季はまさかのリーグ4位です。
監督の戦略:ソフトバンク常勝の秘訣
工藤監督の戦略は基本、自分は支える側になる。
試合運びや理念については主将に決めてもらう方法です。
他の情報を集めたところ、スポーツ紙サイトのインタビューで、
「下位打者がきちんと得点をとってくれるところ」が強さの秘訣と述べていました。
下位打者とは7番から9番までをさし、
コツコツとヒットを出し、盗塁やバントによって、
地道に点数を稼ぐ人たちです。
※時にホームランを放つことも!
下位打者の打撃力を鍛えたことが一つ。
もう一つ、西日本スポーツのインタビューによりますと、
工藤監督は選手たちが勝つ秘訣として、
「自分(監督)が何も言わなくても、
選手たちが監督の狙いや考えを分かったうえで行動してくれた」
述べております。
監督の思惑通りに選手が動いてくれる。
部下を持っている人ならわかると思いますが、
部下は高い確率で上司や社長の思うがままに動きません。
だから上司は部下に指導や教育を行い、部下を育てるのです。
(パラハラなどにならないよう、上司自身も教育されながら)
ストレスをなるべく与えない育て方を行うと、
だんだん部下が上司の考えをくみ取って、きちんと行動に移してくれる。
監督としての強さはこういうところにあったのですね。
今季のソフトバンクに何があったのか?
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なぜ今季は弱くなってしまったのか?
スポーツ解説ブログによりますと、
「けが人が異常なほど多かった」とあげています。
勝てる選手はもちろん、守備も立派な選手たちが故障によって離脱せざるを得なくなった。
すると戦略においても変えなければならなくなります。
例えば今季ソフトバンクで残っている選手について、
勝利のため、いつも以上に試合へ出してしまう。
もちろん連投で出て強い選手もおりますけど、
試合は中だけでなく、後の展開も大事です。
弱点や課題を見つけ、少しずつ埋めていくと。
試合に出てばかりいると、次の展開を先に考えなければならず、
弱点を出したまま試合に挑んでしまった。
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もう一つは打者が点数をとってくれないことです。
打者がまず、打ってくれないと試合になりませんし、
アウトになる打ち方をしても意味がない。
大きな失敗は今季のみなので、僕はもう一年使っても……
思ったのですが、工藤監督自身が決断したこと。
本日、ツイッタートレンドで西武の監督も退任の意向を示していたものの、
周りの説得で1年残りそうになりました(まだわからない)。
工藤監督はそうならないのでしょうな。
とにかく監督、お疲れ様でした。