現在の段田安則が抱える”意外”な悩みに8割の人間が心から共感できる件



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今週金曜日、
あさイチプレミアムトークに、
俳優の段田安則さんが出ます。

段田安則さんといえば、
聖者の行進が一番記憶に残っています。

あのドラマ、障害者に対し、
酷いことをやらかしながらも、
最後はまさかあんな結末を選ぶとは。

僕も何話か見ていましたけど、
今でも記憶から浮かび上がるほど、
衝撃の演技をしていましたね。

当時、ある種の殺意を抱きましたもん

で、普段の段田安則さんが、
メチャクチャ砕けた人だからこそ、

「役者ってすごいな」

と思わさせる俳優です。

段田安則さんの現在までのお一致を調べたところ
まさか現在こんな悩みと向き合っていたとは。

これは僕も悩んでいるので……

 

段田安則の簡単な生い立ち

段田安則

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初めに段田安則さんの生い立ちを軽く見ていきましょう。
1957年京都生まれの2020年時点で63歳

インタビューなどによりますと、
月一回京都のある会館で月一回、いろんな演技団体が集まり、公演を開いておりました。

文学座、俳優座、民藝などが京都で講演を行い、
高校時代から会員となって鑑賞を楽しんでいた。

文学座の芝居ドン・ジュアンを見たとき、
内容は全く覚えていないけど、とっさの演出に心から感銘を受けた。

ある役者が客席の安則さんの前に現れた。
安則さんの隣に女性観客者がいて、床にバッグを置いており、役者がつい踏んでしまった。

役者は小声で「ごめんなさい」といった。
もちろん「ごめんなさい」というセリフは舞台にはない言葉。

安則さんは気づいてしまった。

「テレビやドラマと違って、舞台は観客と同じところにいるんだ」

劇場の空気でしか味わえないアクシデントを通し、舞台役者になりたいと目指したのです。

段田安則

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まず彼がとった行動として演技団体「労演」にアルバイトとして入り、
数名の役者とお話し、ますます役者への道を固めます。

立命館大学に入ったものの中退し、文学座へ入るべく上京。
立命館大学では演劇サークルを立ち上げたとのこと。

文学座へ入ることはできなかったので、劇団青年座に入りました。

野田秀樹さん主催の舞台でたくさん修業を積み、
気が付いたら主力俳優としてみんなを引っ張る存在になったのです。

アエラのインタビューによりますと、
段田安則さんが演技をしているとき、自分のやり方がいいかわからない。

指導側の野田さんも特に何も言わない。
だから記号通りの演技をして、その場をしのいでいた。

記号通りの演技が野田さんにとって響いたのでしょうか?

あるいは高校時代からいろんな役者の芝居を目の前で見ており、
かつ自分も大学で劇団を作っていた。

安則さんにとって記号をなぞる行為でしかなくても、
自分でも気づかない間に演技の本質をつかんでいたのかな?

演技の本質が野田さんの心にひびいたのかな?
僕は勝手に考えています。

安則さんは1987年(当時30歳)に時間ドラマにてテレビデビューをはたし、
3年後には大河ドラマにも出演しました。

 

コロナに気づかされた現在の段田安則の悩み

段田安則

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さてアエラのインタビューを読んでおりますと、
今年の新型コロナウイルスによる自粛期間のおかげで、人生にもある転機が訪れたとのこと。

今も昔も様々な役をこなし、最近は演出まで勤めるになりました。
役者としてはこれ以上ない成功ですが……

だからこそ本人にしかわからない悩みもあります。
「自信がない」とインタビューで述べているのです。

すでに実績があるのに、自信がないとはこれいかに?

インタビュアーが「役者以外で趣味ってないんですか?」
尋ねたところ、阪神タイガースの試合を見るくらいで特にない。

安住紳一郎の日曜天国では本屋巡りも楽しみの一つと述べていました。

自分はつまらない男だと述べていたのです。

役者として、演出家としてやることがいっぱいある。
色々挑んでいるからこそ、自信がないと述べているのかもしれません。

また段田安則さんは役者に命を注いできました。
別の趣味に手を出すくらいなら、少しでも舞台にかかわる何かをしていた方がいい

仕事が趣味であり、焦って他の趣味に手を出す必要がない。
人生としては大変満たされていると僕は見ています。

バラエティ番組に出る段田さんがコミカルな人だからこそ、まじめな部分に惹かれてしまいます。

さて現在の段田さんを見るうえで欠かせないのが芝居との向き合い方。
高校時代にこんな真理を味わったのです。

 

段田安則の芝居姿勢と善き脚本の条件

段田安則

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アエラのインタビューで段田安則さんは真理に気づきました。

「自分の中に善人はもちろん、悪人の部分がある」

高校時代に気づいた真理はお芝居にも生かされています。

芝居の姿勢としては基本、多角的かつ批判的に演じる
役作りもあれこれ考えるのでなく、みんなと脚本を読み、声を合わせていくうちに気づく

「あ、こんな人物かもしれない、こういう声、表情だろう。
(脚本を通して)あんな生き方をしているんだな」

みんなと芝居をしつつ自己批判しながら役を創っていくところが面白い。

また善き台本の条件として、多面性を取り上げています。

ある人物についてよい部分もあれば、悪い部分もある。
両方の側面を入れた台本こそ、良い芝居ができると。

高校時代の真理が台本にも生かされている感じですね。

半沢直樹で癖のある紀本常務を演じた結果、
普段メールを送ってこない友達たちから反響をいただき、
宅配便のお兄さんにも声をかけられるようになったとのこと。

もちろん半沢直樹が有名なドラマだからってのもありますが、
段田さんの姿勢が視聴者の心を大きく動かしたとみています。

 

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