段田安則死去を調べた結果あの”忌々しい記憶”が甦って苦しいんだが



画像元:https://www.sponichi.co.jp/

明日のあさイチプレミアムトークに
俳優の段田安則さんが出ます。

段田安則さんは京都出身で、
高校時代に各方面の演劇団体「労演」で舞台を見たとき、
ちょっとしたアクシデントが起きました。

「舞台はテレビと違って観客に反応する。
役者もアクシデントにビビる。舞台は生きてて面白い!」

舞台の楽しみに気づいたおかげで役者を目指します。
立命館大学では劇団を立ち上げつつも中退。

野田悲劇さん所属の劇団でトップ役者として君臨し、
30歳でテレビドラマにデビューを果たします。

聖者の行進、半沢直樹ほか、
ドラマにスパイスをもたらすわき役として活躍中です。

さて段田さんを調べていると、まだ生きているのに

「死去」

という単語が検索予測に出てきました。
グーグルは失礼な言葉を出すなあ。

思って調べたら……苦しい記憶が甦ってくるう

 

段田安則死去の真相って?

段田安則

画像元:https://news.yahoo.co.jp/

初めに段田安則と死去で調べたら、どこにも関係した情報がありませんでした。

色々調べてみたら、ニュースサイトでほかの人がお亡くなりになった。

段田安則さんに関する記事を載せた後、
関連記事などで誰かがお亡くなりになった程度です。

最初、僕は段田安則さんが何かを演じて、
その死にっぷりが視聴者の中で高い評価を得たのかな?

ということで段田安則さんが役柄として死んだドラマ、
聖者の行進に入りたいと思います。

 

伝説のドラマ「聖者の行進」

段田安則

画像元:https://youtu.be/vpJy2B2sT6Y

ネタバレ全開で行きます。1998年にTBSで聖者の行進をやっていました。

野島伸司さん脚本で「高校教師」から、えげつないシーンの連続にびっくり。
テーマ曲だった「僕たちの失敗(森田童子)」は今でもトラウマ(笑)

聖者の行進も高校教師なみに視聴者の心へ深く突き刺さる内容で、舞台は障害者が働く工場

色々調べますと95年にあった水戸事件をモデルに書いたのですね。

そこで段田安則さん演じる竹上光輔工場長(上記画像)と、
甥っ子でデビット伊東さん演じる三郎による暴行が一つ。

工場長が女性障害者(演じたのは雛形あきこさん)を強姦し、
当時見ていた僕は工場長に殺意を抱きました

工場長には奥さんも子供もおり、どちらもえげつない性格です。

エキサイトニュースによりますと性的暴行を受けたシーンは、
全部で4回、うち一つは工場長の異常な趣味があったとのこと。

放送後は必ずクレームの電話が鳴り響き、一部スポンサーが降りるなど、
ドラマ以外の部分でも大きな話題を呼びました。

画像元:https://youtu.be/f2e4vLG9i3I

工場長は最後、自分の工場が燃えた際、主人公を助けて死を選びます

※水戸事件では主犯が逮捕され、懲役3年執行猶予4年となり、
被害者家族らの怒りが激高。民事裁判では敗北した。

あれだけ強圧にふるまう冷酷工場長が最終回では主人公を助けるって、
彼の心境にどんな変化があったんだろう?

ストーリーを追いかけますと、工場長の悪事がばれて裁判沙汰になり、
それまで「とても優しく障害者にも理解のある人」が世間にさらされた。

最近だと交通事故を起こして逮捕された俳優を思い浮かべます。
逮捕されてから僕の家の女性陣がみんな評価をくるっと変え……

段田安則さんが「役柄」として死んだドラマはいくつかあるでしょう。
聖者の行進はその一つです。

聖者の行進を演じたときのインタビューがないか調べたのですが、
どこにもありませんでした。

 

役者:段田安則のどこが凄いのか

段田安則

画像元:https://youtu.be/hayZkOKY9rw

僕は段田さん演じる工場長の横暴ぶり、
特に雛形さん演じる女性障害者への暴行シーンを見たとき、
心から殺意を抱いていたのを覚えています

後にバラエティ番組で、ものすごく軽いおっさんだと知って、
なんてギャップのある人なんだ!」びっくりしましたね。

なお聖者の行進放送後、必ずクレームの電話があったとのこと。

放送していたTBSだけでなく、
段田安則さん所属の事務所にも抗議の電話がたくさん入ったのです。

いろんな意味で人を動かす才能を持っています。
僕ですら殺意を抱いたので、それだけ演技力が素晴らしいと。

普通に生きていたらまずやらないことを、平気でやる行為が演技力ですからね。

僕以外の人はどんな評価をしているのか?

段田安則

画像元:https://youtu.be/1d1apEZcQe8

ライターの田幸和歌子さんはリアルサウンドというサイトで、
「二面性のある役柄」と述べています。

表と裏の顔、いい性格とダメな性格が同居し、とても人間臭い魅力にあふれていると。

さらに段田さんは目立ちすぎないけど、
各シーンで違和感を出さないように些細な表情やせりふで、
場をつないでいるところがすごい
とも述べているのです。

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もう一人、俳優の八嶋智人(上記画像)さんは安則さんの演技を見て俳優を志したとのこと。

八嶋さんは安則さんの演技を「究極の受け芝居」と評価しています。

主役をおおいに引き立てる脇役として、段田安則さんが選ばれやすくなっていると。

他に知恵袋やツイッターで調べてみると、

  • サスペンスならこの人が一番いい。
  • 人物をしっかり把握したうえで演技をしているから、生き生きしている
  • 人物に説得力があり、一番そそられた

人の心にぐさりと突き刺さる演技、これからも楽しみです。

なお、段田さんの演技論についてはこちらでも語っています。
役作り方法が参考になりますよ。たとえば……

 

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