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来週木曜のアメトーークに
お笑い芸人の令和ロマンが出ます。
髙比良くるまさんと松井ケムリさん、
ともに慶応大学出身のコンビです。
松井さんはお父さんが大和証券のお偉いさんと
面白いコンビとなっています。
さて二人のネタ作りの秘訣を探ったところ、
受験勉強がこんな形に応用できるとは!
これを知って漫才を見ると……
令和ロマン結成エピソード
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元々慶応大学の先輩(松井)後輩だった二人。
松井さんは初めからプロを目指して慶応大学のお笑いサークルに入り、腕を磨いていた。
一方くるまさんは最初からお笑い芸人を目指したのでなく、
モテるために入ったお笑いサークルにて、お笑いの楽しさに気づいた。
福岡よしもとチャンネルの公式YouTubeによりますと、
松井さんはプロの芸人を目指してた一方、当初くるまさんはそうでなかった。
くるまさんがケムリさんに
「俺、芸人になるつもりはちょっと……」述べたところ、
なんと松井さんは意気消沈してしまった!
そして松井さんが意気消沈しすぎるあまり、ある嘆き見てしまいます。
くるまさんが「よし、俺もやる」と決めたのです。
松井ケムリ、東京タワーとコンビを組む予定だった?
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福岡吉本公式YouTubeによりますと、
インタビューでくるまさんが面白い発言をしていました。
松井さんは当時東京タワー近くのマンション(家賃16万)に家を借りて、
くるまさんとコンビを組めない辛さから……
なんと近くにあった東京タワーに向かって助けを求めていたのです。
東京タワーとコンビを組もうとしていたケムリさん(くるまさん談)
「これは組むしかない」
思ってくるまさんがコンビを組もうと決断、二人はNSCに入ります。
ケムリさんが純粋な少年ですね。
※年齢はくるまさんが年下です。
NSC時代、慶応大学でお笑いに対する知識や知恵を持っていたこと、
周りが熱血猛進に進むなか、彼らは少し冷めた目で周りを見ていた。
結果、先輩方からかわいく見られず、
しばらくライブにも出してもらえなかったと、くるまさんが述べています。
ここは僕にとって少し驚きました。
魔人無骨から令和ロマンへ
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令和ロマンは最初から令和ロマンというコンビではなかった。
始めは「魔人無骨」というコンビで組んでいました。
慶應塾生新聞によりますと、名前を決めたのがケムリさん。
戦国時代に実際にあったヤリ「人間無骨」を元に、
エゴサーチしやすくするため「人間」を「魔人」に変えたのです。
2019年にくるまさんが突如「令和ロマン」に改めると発表しました。
一つは魔人無骨という名前を聞いたとき、
ファンや一部の人から「読みにくい」と声があがったこと。
他にも「もっとガタイのいい奴らが来ると思った」とみなされたのです。
ちなみに「魔人無骨」と聞いて僕がすぐ思い浮かんだ存在は、
ドラゴンボールに出てくる魔人ブウ+ミスターサタンでした。
※サタンの良さはドラゴンボール最終巻にすべて集約されてる!
二つ目は先輩芸人から改名をすすめられたことです。
トレンディエンジェルのたかしさんが「改名しな」と言った後、
平成ノブシコブシの徳井さんが
「元号を入れてみたら?」アイディアをいただき、名前を変えたのです。
令和ロマンはたかしさんと徳井さんが名付け親とのこと。
実際にグーグルで「魔人無骨」を検索しますと、およそ40万件出てきます。
一方令和ロマンは520万件ほどと、一気に倍へ膨れ上がりましたね。
令和ロマンのネタ作りの秘訣に震えた
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令和ロマンの結成秘話が分かったところで、次にネタ作りの秘訣を見ていきます。
ファッションサイトTATRASのインタビューによりますと、
ネタはどちらかが作るという情報はありませんでした。
ネタ作りにおいて、くるまさんが述べています。
「周りは自分がやりたいネタでウケるのが難しいと悩んでいる。
一方僕たちは客観的に物事を見る。
自分がやりたいことよりもその年や月にトレンド、
そして今はどんなものがウケてるのか。
十分に傾向と対策を練ったうえでネタを創り上げてる」
まさに受験勉強の応用をネタ作りに生かすとは!
勉強はこういうところでも生きるんだと令和ロマンが教えてくれます。
もう一つ、くるまさんが「愛」について述べてました。
「この業界も努力したら成果がついてくるわけでなく、
かえって呪われて苦しくなる時もある。
愛だ。愛にはうまくいくとか関係ない。失敗も含めて愛。
だから好きなものをとことん愛するように笑いを作る」
人間、何か企画を建てたらどうしても成功に目を向けてしまい、
失敗して悲惨な目に合ったら嫌だな。
ってか悲惨な目に合いまくってるし。
で考えていると、すでに呪われてる状態になるんですね。
今の僕にかぶるところが多かったので、ここは衝撃を受けました。
令和ロマンの漫才を見た結果
実際に令和ロマンの漫才をいくつか見ました。
自分のやりたいことよりも、現在までのトレンドを元に傾向と対策を考える。
ネタを見ているだけでわかります。
例えば当時話題になっていたTBSドラマ下町ロケット
(現在ラジオドラマ放送中)
ロケットでなく冷蔵庫にかえて最後はロケットに戻るという、
当時のトレンドをうまく活かして漫才に変えています。
ほかの漫才を見ていきますと、ケムリさんの実家をネタにした漫才、
何よりネタなのか単純に間違えたのかわからないセリフをすぐさま、
即アドリブで返すところは「さすが」と感心しました。
さらにネタのなかにさらりと現代社会に対する批判(におわせ)を入れて、
ただの批判でなくきちんと笑いという形で一言入れる。
見れば見るほど傾向と対策がわかってきて、恐ろしいなと。
お題がオリジナルでも必ず現代社会の傾向を入れている。
現代に生きているからこそすぐさま連想でき、笑いっぱなしになりました。