滝沢カレンの料理レシピ本に見る資格より大切な感覚の正体



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明日のあさいちプレミアムトークに
モデルで女優の滝沢カレンさんが出ます。

料理に関して述べるとのことで、
彼女の料理について僕は全く知りません

ネットで調べたところ
「カレンの台所」という本が出てきました。

料理レシピ本分野にて、本屋大賞をとったとのこと。

彼女の本を見ると……不思議な世界へ引き込まれた

 

滝沢カレンの簡単な生い立ち

画像元:https://youtu.be/foILraL1Z2M

カレンさんの簡単な生い立ちを書きます。

1992年生まれ。父がウクライナ、母が日本のバレリーナで、
カレンさんが生まれる前に両親は離婚した。

お母さんが仕事で忙しく、祖父母の元で育ちました。
ハーフであるからいじめを受けた。

おばあちゃんのアドバイスに沿って、いじめを克服。

女優竹内結子さんをテレビで見たとき、
「自分も芸能界へ入りたい」と強く願い、
猛反対する祖母と疎遠関係になってしまった。

雪どけが解けないままおばあちゃんはなくなった……。

カレンさんは中三でモデルとしてデビューし、女優としても活動。

現在は料理の腕、ちょっと抜けた発言で人気を得るなど、
色々な方面から人気を得ています。

詳しい生い立ちとおばあちゃんとの確執、
そしておばあちゃんの想いはこちらをお読みください。

 

滝沢カレンの料理インスタが深すぎる

画像元:https://www.instagram.com/takizawakarenofficial/

彼女のインスタライブを見たところ、すごく優しい人と思いました。

質疑応答もきちんと行っている。

インスタライブなので、自分が今何をしているかを伝えるのはもちろん、
水一杯を入れるときにはさむ一言がかわいい。

ただ「水をいれまーす」でなくて、
「一人で一気で、いっちゃうか」
「そろりそろり、全部入れちゃえ」

間に挟むセリフがいい。

一方でインスタに上がっている画像と文章を読んだところ、
「文章が深いし面白い」とも思ったのです。

例えば次の表現

あとはお醤油、お酒、白だしたちを喧嘩することなく平等にいれます。

引用元:https://www.instagram.com/p/CTUgZ96PmQj/

僕が気になった言葉は「喧嘩」という単語。
彼らは生き物でないので喧嘩などしません。

だけど入れ方や分量をしくじれば、
とたんに主張の強い味となってしまう。

平等に入れる、だけでもいいのに、
「喧嘩」という単語を入れるからこそ、

料理の具材や調味料がまるで生き物であるかのような、
楽しい世界を作っているのです。

 

滝沢カレンの台所にあるファンタジーさ

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ダヴィンチニュースにてカレンさんはインタビューに答えています。

カレンさんにとってインスタはお絵かき調のようなもの。
最初は料理本を出す気がなかった。おばあちゃんになってからでいいや。

ファンの声で作ると決めた。

幼い頃は味の薄い料理で育った。
中学でファストフードに出会って病みつきとなった。

太った。コンビニサラダばかり食べていたら肌があれた。
自炊しなければならないと実感し、最初はスパゲティを作った。

友達から聞いた。
「自分が食べておいしい」と思う料理を目指した。

そしてカレンの台所ができあがった。
中身を読みますと、料理本なのに絵本です。

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ここもインタビューによりますと、
小学生はずっと絵本ばかり読み、中学になってやっと小説を読むようになった。

周りは小学高学年となると絵本を卒業する人が多いけど、
彼女は高学年になっても絵本を読み続けた。

周りが次の段階を上るのに対し、カレンさんはもう少しとどまっていた。
結果、自分が本を出すとなったとき絵本風の世界ができあがった。

見方を変えれば個性及び強みというのは、
周りが降りる中で一人降りず、続けるところにあるのかもしれません。

カレンさんの料理本を一部読むだけでも、いい奥さんになれそうだ。

※カレンさんはある人と付き合っているとのこと。詳しくはこちら。

 

料理資格よりも大切な要素はこれ

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カレンさんはモデルとしての生死にかかわる状態から、
自炊の大切さに目覚め、料理へはまっていきました。

資格を調べたところ、普通運転免許のみで料理に関する資格はありません

レシピ本のレビューを調べていたところ、気になる表現がありました。

  • カレンの文章は素材そのものであり、余計な装飾や強調をつけないでほしい。
  • 彼女の文章は本当に独特すぎる
  • 料理本というより、普通に読書として楽しめる

東洋経済でも「奇想天外な言葉」と表現し、
普通のレシピ本と違って、分量や目安をほぼ書いていない。

初心者には意地悪な内容だと述べる一方、
料理教室のような数学的な堅苦しさがなく、感覚で作ることの面白さを述べています。

感覚で作る面白さはインスタライブにも十分表れており、
「間違っててもいい、感覚でいい。みんな主張してみんな面白い」

料理業界の常識にとらわれない発想こそ、
レシピ本で一番伝えたい大切さなんだと思いました。