【カグラバチ】慚箱(さんそう)のモデルはどこ?草津温泉や東大寺、厳島神社、祇園が有力候補!



【カグラバチ】慚箱(さんそう)のモデルはどこ?

「慚箱(さんそう)」の特徴をもとに実在するモデルを調査しました。

作中で登場する建築物には実在するモデルがあり、たとえばカグラバチの中では、浅草十二階こと凌雲閣が描かれていました。

慚箱には、大仏がある仙沓寺や湯畑と灯篭が特徴的な国獄温泉、海に沈む九煙大社、風情がある鮨すば流が登場してきました!

 

仙沓寺のモデルは奈良の大仏で有名な「東大寺」

カグラバチ 仙沓寺

外薗 健(著)/カグラバチ/

巨大な大仏ってとこで、東大寺かな

解説
東大寺の大仏(奈良の大仏)は、奈良県奈良市にある東大寺に安置された巨大な仏像で、正式には「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」と呼ばれます。8世紀の奈良時代、聖武天皇が仏教の力で国家の安定と繁栄を祈念し、752年に開眼供養が行われました。高さ約15メートルのこの仏像は、約500トンもの銅と金を使用し、日本最大の青銅製仏像として知られています。

 

大仏は何度も地震や火災で損傷を受けましたが、そのたびに修復され、現在の姿は江戸時代に修復されたものです。大仏殿もまた世界最大級の木造建築であり、訪れる人々に圧倒的なスケールと荘厳な雰囲気を与えます。

 

東大寺の大仏は、単なる宗教的シンボルを超え、日本の歴史や文化、建築技術の象徴としても重要な存在です。世界遺産に登録された東大寺とともに、多くの人々にとって、日本の精神文化を体現する場所となっています。

 

国獄温泉のモデルは群馬県の「草津温泉」

外薗 健(著)/カグラバチ/

温泉のウォータースライダー的なのがあるから草津温泉かなと

解説
草津温泉(くさつおんせん)は、群馬県吾妻郡草津町にある日本を代表する温泉地の一つで、江戸時代から「日本三名泉」として名高い温泉です。草津温泉の歴史は古く、700年以上の歴史があると言われています。その湧出量は日本有数で、一日におよそ32,000リットルもの温泉が自然に湧き出ています。

 

草津温泉の泉質は「酸性硫黄泉」であり、その強い酸性度(pH2.0ほど)が特徴です。この酸性度の高い湯は、殺菌効果が強く、皮膚病や切り傷、関節痛などに効能があるとされ、「万病に効く湯」として知られています。そのため、古くから湯治場としても多くの人々に利用されてきました。

 

草津温泉の象徴的な場所は「湯畑(ゆばたけ)」です。湯畑は、温泉が湧き出る源泉地で、ここで湧き出た温泉は一度冷却され、温度調整を行います。湯畑の周囲には足湯や飲泉所が設けられており、観光客は自由に温泉を楽しむことができます。草津温泉では、古くから伝わる「湯もみ」と呼ばれる温泉をかき混ぜて温度を下げる独特の方法も見られ、これは温泉の文化と伝統を象徴するものです。

 

草津温泉は、温泉街の雰囲気も魅力の一つで、石畳の道や昔ながらの旅館、温泉情緒あふれる街並みが訪れる人々を引きつけます。豊かな自然環境の中にあり、四季折々の風景とともに、温泉だけでなく、スキーやハイキングなどのアクティビティも楽しめます。草津温泉は、日本の温泉文化を体験する場所として、多くの観光客を魅了し続けています。

 

 

九煙大社のモデルは広島県宮島の「厳島神社」

カグラバチ 九煙大社

外薗 健(著)/カグラバチ/

出雲大社と思ったけど鳥居があって塚柱が水に使ってるから多分、厳島神社

解説
厳島神社(いつくしまじんじゃ)は、広島県廿日市市の厳島(宮島)にある神社で、日本三景の一つとして知られる美しい景観を誇ります。厳島神社は593年、推古天皇の時代に創建されたとされ、現在の社殿は12世紀末、平清盛によって整備されました。神社は海上に立地し、潮の満ち引きによって浮かんでいるように見える独特の構造が特徴です。

 

厳島神社の大鳥居は、日本のシンボル的存在で、潮が満ちている時には海に浮かんで見え、引いている時には歩いて近づくことができます。神社全体が「平家納経」をはじめとする多くの国宝や重要文化財を有し、1996年にはユネスコの世界遺産に登録されました。

 

厳島神社は、宗教的な聖地としての歴史的価値だけでなく、美しい自然景観と調和した建築美を誇ります。神社は潮の満ち引きによって刻々と変わる姿を見せ、多くの観光客や参拝者を魅了し続けています。

鮨すば流のモデルは「京都祇園」

カグラバチ すばる

外薗 健(著)/カグラバチ/

着物の舞妓さん?がいるから京都の祇園

解説
祇園(ぎおん)は、京都市東山区に位置する日本を代表する花街で、伝統文化や歴史が色濃く息づく地域です。もともとは八坂神社の門前町として発展し、平安時代から多くの参拝客や旅人で賑わってきました。祇園は「京都五花街」の一つであり、芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)がもてなす茶屋や料亭が並び、舞踊や音楽、茶道などの伝統芸能を今も受け継いでいます。

 

祇園の中心には石畳の通りや町家が立ち並ぶ花見小路があり、夕暮れ時には灯篭の明かりに照らされ、風情ある雰囲気が漂います。さらに、京都の夏の風物詩である「祇園祭」は、毎年7月に行われる日本三大祭の一つで、千年以上の歴史を持ち、京都全体を盛り上げます。豪華絢爛な山鉾巡行や伝統的な神事が行われる祇園祭は、国内外から多くの観光客を引き寄せるイベントです。

 

祇園は、古都京都の歴史と文化が凝縮された場所で、京都の伝統と現代が融合した独特の魅力を放つエリアです。