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今週金曜日にフジテレビでボクシングがあります。
村田諒太選手も試合に参加するのです。
そこで村田選手を色々調べたところ、
「ヤンキー」という単語が出てきて気になったので調べました。
ヤンキーからボクサーになるのは、漫画だとよくある話です。
村田さんも例外なく、ヤンキーからボクサーになったのですね。
どういう経緯でヤンキーからボクサーになったのかを知ったところ……
村田諒太がぐれた原因は何?
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ヤンキー時代を書く前に、まずは簡単な生い立ちを書きます。
村田選手は1986年に奈良県で生まれました。
2018年時点で31歳です。身長が182cm、体重は75kgです。
村田選手がヤンキーに至った原因は親の離婚にあります。
小学校6年生時に村田選手の両親が離婚して家族崩壊にショックを受け、
思春期に反抗期も重なったため、ぐれてしまいました。
村田さんは一人っ子でなく、4つ年上の長兄、2つ上の次男がいたのです。
離婚しても兄弟を考え、しばらく母親は離婚してもその場にいたのだとか。
数年後に母親が蒸発し、村田さんの結婚式にも表れなかったとのこと。
ストレスをぶつける相手が、自分と同じように苛立ちを募った相手であり、
常に喧嘩の日々を送っておりました。
彼の将来を見かねた、中学時代の先生がボクシングを薦めたそうです。
(村田少年が髪の毛を金髪に染めたところに、中学時代の先生はやばいと悟った)
最初は言われるがままに入ったけれど、練習がきつくてやめた。
そして再び喧嘩の道に明け暮れます。
喧嘩のデメリットが彼の人生を変える
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だけど喧嘩していくうちに心境の変化が訪れます。
先輩と喧嘩して勝利を収めたのだけど、
周りの噂で「村田は弱い」といろいろ言われ、気づいたのです。
「喧嘩しても強さの証明にはならない」
そこできっちり強さが証明できる分野、ボクシングに再び足を踏み入れたのです。
こうして村田選手のヤンキー時代を振り返ると、
人生の決断で気づかされることがありますね。
一度目は自分の人生に納得していない形だから挫折したけれど、
二度目は自分できちんと決めたから、継続した。
本当に将来の道を決める際、いったんはお試し感覚で体験して元の道に戻っても、
ある日、自分で元の道に見切りをつける決断が必要ですね。
村田諒太選手の高校時代
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村田選手は勉強そっちのけでボクシングにはまり、
高校は比較的偏差値が低くて入りやすい、京都廣学館に入学しました。
京都廣学館高校で村田選手は2年生で3冠を、3年生で5冠を達成。
1年生は負ける日々が多く、試行錯誤の日々でした。
しかもプロ同士によるスパーリングに補欠として参加したとき、
相手のプロボクサーにストレートを与えて、KOさせたそうです。
なお、京都廣学館高校を調べてみたところ、
保護者の意見によりますと、今もヤンキーがいるとか。
ただし、生徒全員がヤンキーではありませんからね。
京都廣学館高校を卒業した有名人の中に、
同じプロボクサーの山中慎介選手がおります。
金曜日の試合にも出場しますよ。
村田諒太選手の大学と大卒時代
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東洋大学の経営学部にスポーツ推薦で合格しました。
大学で経営を学んだ後、東洋大学の職員として働きます。
ここで今の嫁さんとなる佳子さんと出会いました。
(佳子さんについては明日、深く取り上げたいと思います)
大学でもボクシングをやっていたのですが、
当時アテネ五輪の種目「ボクシング」に選手として召集されず、
いったん引退を決めたのですね。
2008年に大学を卒業してボクシング部のコーチとして働いていた矢先、
2009年に選手の渡辺恭被告が覚せい剤を密輸していたとして、逮捕。
一人の選手による不祥事でボクシング部の活動が自粛に追いこまれた際、
村田選手は復帰を決意しました。
そして2012年のロンドンオリンピックで金メダルを取ります。
金メダルを取ったのち、アマチュアからプロへ転向し、
プロボクシング年間最優秀選手賞、ミドル級世界王者となっています。
外から見ると、面白い人生を送っていますね。
プロとアマの違いって何?
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今週金曜日での試合にて、
たいていの人はボクシングについて知識があると思っていますが、
何も知らないで見る人もいると思うのです。
僕にとってボクシングは「頭脳戦を含めた殴り合い」であり、
はじめの一歩で得られた浅い知識しかありません。
そこで「プロ」と「アマ」の違いを見ていきましょう。
大きな違いは試合形式です。
- アマ:3分で3ラウンド 点取りゲームがメイン
- プロ:3分で12ラウンド 倒す(KO)のがメイン
次に試合について
- アマ:ヘッドギアあり、ふわふわなグローブ
- プロ:ヘッドギアなし、硬いグローブ
ほかにもアマチュアは興行が絡んでおりません。
プロは興行とがっつり絡み、ビジネスとしての側面があります。
さらにアマチュアはトーナメント形式で、勝ち抜きです。
一度負ければ、そこで試合が終わります。
プロはランキングの高い選手と試合して勝利を収めれば、
「レベルの高い奴に勝った」と広告を打ち、ファイトマネーもぐっと上がるのです。
アマチュアは真の実力がつくけれど、地味です。
プロは飛び級的な実力がつくけれど、派手です。
金曜日の試合、ぜひ頑張ってください。