画像元:https://www.instagram.com/doanritsu/
東京五輪も後半になりました。
昨日のBMXフリースタイルは熱かった。
優勝選手の異次元技にあんぐり。
「この人が金メダルで間違いない」
金メダル確定前からわかるものです。
侍ジャパンは順当に勝ち上がり、
何と米国に勝利した! 次は韓国戦だ!!
混合柔道は残念だった。
日本選手に休みを与えられたら、
日本が優勝したんじゃないか?
仕事先の同僚が述べていました。
レスリング文田選手、惜しかった。
一方でフェンシング男子の金メダル。
あれは本当にすごい。
想像もつかないドラマがあるからこそ、
五輪はとても面白い。
さて想像もつかない展開の一つに、
男子サッカーがあります。
今日の夜8時ごろ、スペインとキックオフ。
勝てばメダルほぼ確定です!
先日行われたニュージーランド戦では
まさか両者点数を入れられず、
PKに行くとは思いませんでした。
サッカーにて久保建英選手の活躍だけでなく、
久保選手を支える相棒、堂安律選手がおります。
久保選手の分身とも呼べる堂安選手、
気になっていろいろ調べたところ、
国籍に疑問を持たれているとのこと。
なぜそこまで気になるのでしょうか?
堂安律選手の生い立ち
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堂安律(どうあんりつ)選手の生い立ちについて紹介します。
1998年兵庫県生まれの2021年時点で23歳。
両親はしっかりとした日本人であり、国籍も日本です。
久保選手よりも3つ年上なんですね。
5つ上にお兄さんがおり、お兄さんも元プロ選手だった。
お兄さんの影響で律選手もジュニアクラブへ所属した。
小学生時からすでにサッカーを始めており、
中学へ上がる前、ガンバ大阪や名古屋グランパスといった、
ジュニアユースからオファーを受けていたのです。
ガンバ大阪ジュニアに入団し、最年少でU-15全国三冠王を達成。
2年生になってプロ入り、
最初はベンチでしたが、1年ほどですぐレギュラー、
瞬く間にシュートを放って得点を入れます。
2017年にオランダにあるフローニンゲンへ移籍、
いくつかの移籍を経て現在はアイントホーフェン(オランダ)にいるのです。
堂安律選手は日本人に見られない?
画像元:https://youtu.be/nolPWY3nGI8
生い立ちを見たら堂安律選手は日本国籍の日本人です。
もちろん向こうの女性と結ばれたら、国籍が変わるでしょう。
現在になってもなぜ堂安律選手は
「日本人? 別の国籍では?」言われるのか?
別の国籍として韓国やベトナムを上げている方が多い。
まずベトナムについて。
ベトナムではメディアがこう発表したとのこと。
「堂安律はベトナム人選手ではない!」
フットボールゾーンというウェブサイトによりますと、
ドウアンという名前はベトナムで人気のある名前とのこと。
画像元:https://www.viet-jo.com/
気になりネットで調べたところ、
ベトナム代表DFドアン・バン・ハウ選手(上記画像)がオランダに移籍するニュースを見つけました。
ドアン選手はドゥアンとも呼ばれており、
苗字が堂安(どうあん)だから、ベトナムからきた選手に違いない!
思われても不思議じゃありません。
堂安という名前も珍しいと思いますし。
日本氏名語源辞典によりますと、
堂安は兵庫県姫路市に分布傾向があり、
ちょうど堂安選手の生まれた場所と一致します。
「堂」の意味から察するに、
先祖は仏具を守る関係者だったのでしょう。
画像元:http://samuraisoccer.doorblog.jp
もう一つ、堂安選手は韓国にも間違えられるとのこと。
韓国代表のファン選手(上記画像右)と堂安選手はそっくりで、
兄弟あるいはドッペルゲンガーではないかといわれるほど。
堂安選手が日本人と疑われる理由が顔より名前にあるの、
なんか面白いなあと感じました。
堂安律の人生を変えた韓国選手の洗礼
画像元:https://www.soccerdigestweb.com/
韓国つながりで一つ面白い記事を見つけました。
2014年U-16アジア選手権大会において、
準々決勝の相手だった韓国に敗れてしまった。
堂安選手はサイドバックで出場、
サイドバックは守備が基本のポジションです。
※現在のポジションはFW。
しかし韓国のエースに個人技で何度も敗れた。
結果、2点も取られてしまった。
堂安選手は語っています。
日本代表とは何か、日本代表の覚悟がよくわかった。
世界は広い、海外へ羽ばたいて活躍したい!
敗戦によって、初めて世界と日本を意識するようになったのです。
結果、世界で活躍するようになった。
世界は強く、コンマ数秒のミスを相手は逃さない。
コンマ数秒のミスを防ぐために堂安選手が心がけたコト。
「シンプルなプレー」でした。
複雑にさせるのでなく単純で無駄のない、
それでいて工夫をこなしたゲームスタイル。
できることをさらに絞り込みつつ
できることを工夫させて、周りができないことをやるプレーです。
簡単かつ誰でもできそうなのに……できない!
堂安選手が心がけたシンプルなプレーと、僕は考えています。
堂安選手は自分のプレーを見返した。
するとシンプルなやり方が一番点数をとれていると気づいたのです。
今回の五輪で堂安選手は久保選手をアシストした。
久保選手と堂安選手はプレースタイルが似すぎていると、
元サッカー選手中村憲剛氏が指摘しています。
詳しくはこちらをお読みください。
「自分がそこにいる」感覚こそ
二人にとってのシンプルで強いプレーだと考えているのです。
ニュージーランド戦の違和感
画像元:https://www.instagram.com/y_5_nakayama/
最後に先日のニュージーランド戦では何度もシュートを放つものの、
得点にできるチャンスが何度もありながらも、決まらない。
「なぜ?」
ここ、次の戦いの課題ですよね。
僕も見ていて思いましたもの。
ニュージーランドはパスの精度があまりうまく感じませんでした(失礼)。
パスしたところに日本選手がいたり、場外に落ちたりしたものです。
日本としてはボールを奪う率が高かった。
しかし守備にスキがなかった。
スキがありまくるように見えて、
肝心の場所(シュートしたら入る位置)をすべて塞がれていた。
まさかPKまでもつれ込むとは思わなかった。
自分の予想を大きく外すからこそ、試合は面白い。
五輪は魔物が潜んでいるから、さらに面白いのです!
最後、負けたニュージーランドが日本スタッフらに対し、
お礼の気持ちを述べたところ(上記画像)、素直に感動しました。