伊沢拓司の仕事姿勢における”ひとひねり”の工夫が大変素晴らしい件



画像元:https://ddnavi.com/interview/486880/a/

今週金曜日のぴったんこカンカンに、
東京大学を卒業したクイズ王、
伊沢拓司
さんが出演します。

伊沢拓司さんは元々勉強が好きでなく、
友人とクイズを出しあったところから、
クイズの面白さにはまりました。

そのと高校生クイズ大会で二連覇を飾り、
クイズと受験は違うという事実から猛勉強し、
東京大学を卒業したのです。

大学卒業後は大学院に入るのですが、
上には上がいることや、
これからの進路を考えたとき、

大学院を中退し会社を興して、
現在に至るのです。

さて伊沢拓司さんのインタビューを読んでいますと、
仕事に対して面白いことを述べていました。

僕が思わずメモを取った言葉とは……です。

 

伊沢拓司の就職先は社長

画像元:https://quizknock.com/

伊沢拓司さんは東大大学院を出た後、
クイズを中心としたメディアを立ち上げました。

QuizKnockというウェブメディアで記事の大半はクイズです。
クイズがあったので解いてみました。

クイズに正解した結果平均点が出され、
結果をSNSで報告しようという面白い作りになっています。

他にはクイズを出さずに普通の疑問に答えるコーナーなど、
読んでいるだけで知的創造を掻き立てる問題があり
気が付いたら30分ほど、クイズを解いていました。

QuizKnockの理念は「楽しいから学ぶ」であり、
伊沢さんのこれまでの生き方を詰めておりますね。

なお伊沢さんの生い立ちについてはこちらをお読みください。
特に「クイズと受験は別物」という部分が読み応えあります。

クイズ王だから勉強もできて当たり前という考えでなく、
クイズと受験は頭の使い方が違うのです。

 

東大王を卒業した伊沢拓司の就職先

伊沢拓司

画像元:https://www.youtube.com/watch?v=7ZCxqCtEzCw

去年3月、伊沢拓司さんは「東大王」を卒業しました。

東大王とはTBSテレビで2017年から放送しており、
東大生チームと芸能人チームに分かれて、知の争いを繰り広げる番組です。

卒業後「解説」役として今度は中立の立場になったり、
時に東大チームの敵(芸能人チーム)に入ったりなど、
跡形もなく消えるという意味ではありません。

 

ユーチューバーとして

伊沢さんはウェブメディアを立ち上げただけでなく、
ユーチューバーとしてもクイズや入試問題を主軸とした、
いろんな企画を立てて挑んでいます。

例えば僕が見た企画の一つは東大生がバカな大学の入試を受けてみた。
クイズの内容に僕はびっくりしました。

例えば
「大きな声で騒げるようになった子供は何歳だろう?」

答えは「うるさい」でありトンチクイズです。

よく調べたら天才バカボンのパパが受験した、
バカ田大学(架空)の入試問題であり、ほっとしました。

一方で灘中学の入試問題を解いてみたでは、
伊沢さんでも頭を抱えるなど、解きごたえのある問題にびっくり。

灘中学のひっ算問題は解説を聞いて感動しました。

ユーチューブは広告を入れると視聴回数に応じて、
いくらかの広告料金を受け取ることができます

これも立派な仕事の一つですね。

ちなみに去年投稿した灘中学の問題を解く企画では、
たった1年で視聴回数が100万人を超えています。

 

伊沢拓司が現時点で絶対にならない職業

伊沢拓司

画像元:https://www.youtube.com/watch?v=nxxaNGbSrVA

ユーチューバーやウェブメディア編集長、
会社の代表であり当然タレント
でもある伊沢さん。

あるネットインタビューにおいて絶対にならない仕事を上げています。

例えば歌手、アイドル、芸人といった職業です。
といいますのも、伊沢さんは信念に沿って生きているからです。

伊沢さんの信念はQuizKnockの採用情報や、インタビューに書いていました。

「楽しいから始まる学び」

引用元:https://quizknock.com/saiyou

「クイズを使って学びを伝える」

引用元:https://telling.asahi.com/article/13022469

伊沢さんにとっての仕事は教育です。
教育手段としてクイズを使っているにすぎません。

アイドルや歌手は教育でなく芸術です。

もしアイドルやお笑い芸人の知的レベルを上げる合宿を行うなら、
伊沢さんは講師という形で呼ばれる
でしょう。

※AKB合宿動画で音楽担当の菅井先生による鬼コーチは面白い。
また格闘家佐山聡の地獄の合宿は一見の価値あり!

教育×クイズに関する分野ならお仕事を受けるけれど、
自分がどこで勝負するかわかっているからこそ、
範囲外は決して手を出さない
と信念を持っているのです。

 

東大王伊沢拓司に学ぶ企画の作りかた

伊沢拓司

引用元:https://telling.asahi.com/article/13022469

最後に伊沢拓司さんの仕事術について、
僕が興味深いなあと思った部分を取り上げます。

インタビューによりますと伊沢さんが企画を立てるとき、
いくつかルールを定めたうえで行うとのこと。

インタビューから一部引用します。

「予想通り」×「予想外」の組み合わせにあてはめるという発想法。
「予想通り」×「予想通り」ではファンが飽きて離れてしまうし、
「予想外」×「予想外」だと視聴者はついてこられない。

引用元:https://telling.asahi.com/article/13022469

例として東大生がバカ田大学を受けるという企画。
東大生が大学入試を受ける企画は予想内であるものの、
架空でとんちのきいた大学問題は予想外

思わずメモを取ってしまいましたよ。

ここから楽しむばかりでなく知るという、
二つの面白さを視聴者に提供しファン及び顧客を作っていくのです。

予想通り×予想外という発想が僕には素晴らしくて、すごく考えさせられました。

現在も伊沢さんが生き残っている要因として企画の立て方にあるのだなと。

 

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