画像元:https://www.instagram.com/kid_yamamoto/
先日のヤフーニュースにて、
山本kid徳郁(のりふみ)さんのお姉さんである、
山本美憂さんがインタビューに答えていました。
弟との思い出、厳しい指導者としての側面を。
淡々と語っていたのです。
kid徳郁さんは胃がん(別の媒体だと他機能不全)で、
2018年にこの世を去りました。
彼の死につながる要因として、
上半身に掘りすぎていたタトゥーでないか?
指摘があり、気になったので調べたところ……
山本kid徳郁(のりふみ)の生い立ちから死まで
始めに山本kid徳郁さんの生い立ちから功績、死までを書きます。
1977年神奈川県生まれ、2018年にこの世を去りました。
お父さんは山本郁榮さんといい、
ミュンヘンオリンピックレスリング・グレコローマン日本代表。
また現在米国で活躍しているダルビッシュ有選手は義理の弟です。
上記動画インタビューによりますと、格闘技は5歳から始めたとのこと。
周りの少年少女たちと戦っているうちに楽しさを感じた。
総合格闘技を見たとき
「ケンカでお金をもらっているのか、すごすぎる」衝撃を受けた。
一方で「俺のほうが強い」確信を抱いた。
レスリング→総合格闘技→K-1→レスリング→DREAM→UFCと渡り歩き、
2016年の試合を機に表舞台から姿を消します。
同時刻、すでにがんを患っておりステージ4まで進行していた。
2018年8月にインスタグラムで胃がんを公表,
1か月後にグアムのホスピス先でこの世を去ったのです。
胃がんについて
山本さんの死をもたらした胃がんについて調べました。
胃がんという言葉は知っていても、どういう兆候があるのか。
ステージ1の時点で気づけるのか、どう過ごしたらいいのか?
がんプラスのサイトによりますと、
胃がんの進行度は「がんが胃の壁のどこまで深く入り込んでいるか」と
「周囲のリンパ節やほかの臓器に転移したか」で調べるとのこと。
胃がん細胞は粘膜で発生し、粘膜内の細胞を傷つけて胃壁深くに進んでいきます。
ステージは1から4に分かれており、1から3までは外科手術で可能ですが、
4になると外科では無理で化学療法で治して(和らげて)いくのです。
大鵬薬品のサイトによりますと、
40代後半から患う傾向が高くなるとのこと。
また胃がんは静かに進行する病気で、
胃もたれや腹痛が起こる頻度が増え、吐血や黒色便を生じ、
さらに進行していくと体重減少、貧血など全身に悪影響をもたらすのです。
上記動画によりますと
- タバコを吸う人
- BMI指数で肥満にあたる人
- 塩分量の高い食事を好む人
- 家族の中でがんを患った人
これらは気を付けてほしい、検査してほしいと述べています。
※2年の1度の検査を推奨。
胃がんがわかったところで、タトゥーの話に入ります。
山本KID徳郁にとってタトゥーは”物語”があった
2018年9月18日 山本 “KID” 徳郁(やまもと・のりふみ)【格闘家】
享年41#山本徳郁#KID#神の子pic.twitter.com/VEFl9W4ySm— 命日bot (@meinichi_bot1) September 18, 2021
ちょうどニュースが入りました。
後藤真希さんの弟、後藤真希さんがなんとタトゥーを除去したとのこと。
首筋にあった入れ墨をとったと書いてあり、
タトゥーがあると怖い印象を抱きますね。
現在はアートの一部として入れているもおり、
山本さんも「周りがやっているから」自分も入れ始めた。
一応周りから「これ以上増やすんじゃない」クレームがあったものの、
上半身を覆うほど入れ墨を増やしていった(下記ツイート参照)。
山本さんによるとタトゥーには
「部族の絆の証、恐れから身を守る意味」もあるとのこと。
彼にとって単なるおしゃれでなく、
きちんと意味のある物語(仲間との絆、相手に打ち勝つ精神など)だった。
タトゥーが人体に与える影響
『神の子』と崇められてて格闘技最強でも “病” というものにはやはり敵わんかったんやな…
御冥福をお祈り申し上げます#山本kid #山本徳郁 pic.twitter.com/Dk4LNMTuex
— 龍亮 (@r_4500) September 18, 2018
ところで研究者の報告(Scientific Reports)によりますと、
X線検査をした結果、リンパ節まで染料の成分が染み出ていたとのこと。
アルミニウム、クロム、鉄分、ニッケル、銅などが、
リンパ及び皮膚から検出されたとも出ています。
そのうち何割かはカドミウムや水銀も検出されているのです。
一方でこれら有害物質が人体にどれほど影響を与えたのか?
について、まだ研究中であるとのこと。
わからない部分もあるのですね。一方でこんな発表もあります。
肝臓に影響が出てパフォーマンスが下がる?
RIP 山本 徳郁 pic.twitter.com/HnBJvkXPOe
— Genesis Elijah (@GenesisElijah) September 25, 2018
※RIPとは「安らかに眠れ(追悼)」を示す
もう一つ、新宿中央クリニックのコラムによりますと、
選手のパフォーマンスが劇的に低下すると発表しています。
皮膚にたくさんの傷をつけ、そこに染料をしみこませる。
結果、発汗機能及び腎機能の低下を指摘しています。
衛生管理のなっていない危惧を遣えば、B型肝炎を引き起こしかねないのです。
さらにMRI検査において検査機器のエラーを引き起こしたり、
掘った部分だけやけどを引き起こしてしまう報告もあるのです。
山本さんは腕やお腹の周り、首周りと入れ墨を増やし、
上半身ほぼタトゥーに満たされておりました。
2018年に胃がんをきっかけにした多機能不全(転移)でこの世を去ります。
肝臓も機能の一つであり、もしタトゥーを掘っていなければ、今頃どうなっていたのか?
まだ生きていたのではないか?
思ってしまうのです。
改めてご冥福をお祈りいたします。