【カグラバチ】六平千鉱(チヒロ)の概要
外見
黒髪の短髪と黒のロングコートがトレードマークで、室内外を問わず常にこのスタイルを保っている。少年期には黒のトレーナーを愛用していた。
左側頭部にある大きな傷跡は3年前の襲撃によるもので、治すことも可能だが、「毎朝新鮮な憎しみをもって一日を始める」ためにそのままにしている。
性格
彼は無表情で無愛想な印象を与えがちで、ヒナオから「今日もクールだ」と評されるほどである。しかし、本質的には心優しい性格で、困っている人を見過ごすことはできず、たとえ見知らぬ相手であっても助ける姿勢を持っている。
礼儀正しい一面もあり、初対面の相手と話すときには一人称を「僕」に変えることがある(普段は「俺」)。また、料理を運んできた店員に「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べるなど、丁寧な対応を見せる。
家庭内では、面倒見がよく、父が唐突に買ってきた金魚の世話や水換えをしたり、成り行きで保護したシャルの面倒を見たりしている。父との二人暮らしでは、家事全般をチヒロが担当していたようだ。
【カグラバチ】六平千鉱の人間関係
六平国重
実父である六平国重に対して、チヒロは「手のかかる父親」と呆れながらも、刀匠としての彼に強い憧れを抱いている。
父の尊厳が踏みにじられることに対して強い忌避感を示し、自己解釈で国重を語る双城を食い気味に否定することもある。
チヒロが刀を握るきっかけとなったのは、彼を殺害した妖術師たちへの復讐、そして父の妖刀を奪い去った者に対し、父の信念を”分からせる”ためである。
柴登吾
父の古い友人であり、親友の息子であるチヒロを案じている柴は、1話から共に行動し、国重の仇である「毘灼」を討つことを目指している。
シャルの回収を任せられるなど、二人の間には強い信頼関係が築かれていることが伺える。
二人の間には、漫才のように息の合った(?)掛け合いも特徴的である。
漣伯理
漣家という裏社会で絶大な影響力を持つ家に属する人物であり、ある理由で勘当されている。彼は、妖刀『真打』が出品される「楽座市」を完全に潰すために協力している。
チヒロの行動を通じて縁ができた仲間であり、伯理はチヒロの在り方に憧れを抱いている。一方で、チヒロもまた、家族と戦う覚悟を決めた伯理の想いに応えるなど、二人は相棒のような対等な関係を築いている。
【カグラバチ】六平千鉱の能力、妖術、妖刀
妖刀「淵天」を所持
六平国重が戦後に打った最後の妖刀が「淵天」です。この妖刀には金魚の妖術を操る力があり、国重は命を懸けて守り抜きました。妖術師たちが「淵天」だけを奪わなかった理由は不明ですが、そのおかげで「淵天」は六平チヒロの手元に残されました。
「淵天」は妖術を使える妖刀であり、戦闘経験の浅いチヒロにとって、妖術師たちに立ち向かうための大きな力となっています。
#カグラバチ 妖刀まとめ
○淵天
・使用者:六平チヒロ
・金魚の妖刀
・涅:飛ぶ斬撃。黒い金魚が出る
・錦:身体能力強化。身体への負担はデカいが高速戦闘が可能。錦の金魚が出る
・猩:敵の能力を吸収+吸収した妖術の発射。赤い金魚が出る pic.twitter.com/wurO1sRodZ— 哲学 (@Tetsugaku) December 11, 2023
「涅(くろ)」
現れる金魚は、黒い出目金。
能力は遠撃。
斬撃を飛ばす遠距離用の能力で、かなりの威力と射程距離・範囲を誇る。牽制、迎撃、さらに多人数戦と色んな局面で使いやすい力のためよく使用される。
「涅・千(くろ・ちぎり)」
「涅」の派生技。小さな涅(簡易斬撃)の群れを作る。
一つ一つの威力は通常の涅より劣るものの、その分コンパクトな振りで素早い出力を引き出せる。それらを纏めて一気に浴びせれば、鉄すら切断する威力と化す。
玄力の消費は激しいが肉体の負担は少なく、怪我などで万全ではない状態の時にも扱いやすい。
「猩(あか)」
現れる金魚は、赤い琉金。
能力は吸収。
主に防御用として扱われる。吸収した妖術をそのまま放出する事も可能。
「錦(にしき)」
現れる金魚は、おそらく東錦か朱文金。
能力は纏(まとい)。
一挙手一投足に高密度の玄力を上乗せする事で、常人離れした身体能力を発揮する。
膂力も速度も段違いなものになるが、同時に肉体への負荷が凄まじく、長期戦には向かない。
後に玄力を上乗せではなく動きの補助に回す事で、肉体の負荷を和らげる運用法を身につけるが、それでも激痛は必至。
【カグラバチ】六平千鉱の強さ
チヒロにとって、分析能力や判断能力は最大の武器といえます。これらの能力が、膂力・速さ・妖刀の扱いにおける差を埋める重要な要素となっています。
香刈緋雪との戦闘
緋雪は、神名備上層部の評価通り、妖刀使いクラスの実力を持つ妖術師でした。彼女は妖術の性能が高いだけでなく、双城のように「錦」にも反応しており、背後からの攻撃も避けようと思えば避けられたとされています。
しかし、チヒロが緋雪と戦った際、彼は隻腕であり、相手を殺す気はありませんでした。緋雪の方も「脊柱」を出していなかったため、二人が万全の状態で戦った場合、どちらが勝つかはまだわかりません。
毘灼の統領との戦闘
チヒロは毘灼の統領の右腕を折れた刳雲で斬り落としていますが、この時、相手は妖術を使っておらず、刳雲も折れた状態で、死の間際に限界を超えた力を発揮した特殊な状況でした。