【カグラバチ】香刈緋雪のプロフィール
香刈緋雪(かがり ひゆき)は、神奈備の最強の戦力を誇る妖術師であり、その妖術は「炎骨(えんこつ)」と呼ばれる異能です。彼女の力は「餓者の炎骨の懐柔主」として知られ、妖刀と同等と評価されるほどの圧倒的な威力を持っています。
初登場は第18話であり、黒髪のショートカットに耳飾りのついたピアスをつけ、学生服のような服装に身を包んだ中性的な容姿が特徴です。
年齢、性別
年齢や性別については明示されていませんが、ヒールのついたブーツを履いていることや、一人称が「ウチ」であることから、若い女性であると推測されます。
性格
国のために働く組織の人間とは思えないほど、口調が荒く喧嘩腰。
攻撃的な言動をとる一方で、彼女は妖刀が社会に悪影響を及ぼさないようにする施策や、市民の人命を重視する一面も持っています。
好きな食べ物
好物スパゲッティで、千紘との再戦前には「スパゲッティ蓄えねぇと」と言いながら大盛りのスパゲッティを食べる場面もあります。
「香刈 緋雪」の妖術「炎骨(えんこつ)」【カグラバチ】
緋雪は「異能」と呼ばれる力を持ち、妖刀のように「餓者の炎骨の懐柔主」として知られています。
彼女の戦闘スタイルは、炎骨と呼ばれる存在を「陸郎」と名付け、腕や肋骨、脊柱などの体の一部を武器として呼び出すことに特徴があります。
第20話では、緋雪が千紘との戦闘中に炎骨の胴体を使用することが許可されており、これによって神奈備が炎骨の使用に制限をかけていることが明らかになりました。
手
第20話では、緋雪が「陸郎」の「手」を召喚した際、地面から巨大な骨の手が出現し、彼女の右手の周りに集まります。
その手は骨から炎を噴出させて加速し、凄まじい勢いで叩きつけられました。
千紘はその攻撃を「猩(あか)」で防ごうと試みましたが、完全には吸収できず軽傷を負いました。
さらに、この「手」の爆発力は驚異的で、真打の能力「蛛(クモ)」と「蜻(トンボ)」を霧散させ、妖刀淵天を使う千紘ですら、「猩」の能力を利用して「手」の力を振り払うほかに手段がなかったようです。
緋雪は「手」を1〜2メートルほど右手から離して相手にぶつけることも可能で、この時は人差し指と中指で方向を指していました。
肋
また、彼女は「肋(あばら)」を召喚することもでき、左手を地面に置いて「陸郎、肋だ」と指示すると、離れた場所にいた千紘の足元から肋骨が出現し、彼を捕らえました。
肋骨は彼女の周囲に出現し、炎を放出して身を守ることも可能です。
脊柱
さらに、多福は緋雪が「脊柱」を出そうとした場面を見て、彼女が本気で戦う意思を持っていると判断しています。
このことから、「脊柱」(通達にあった胴体)の召喚が緋雪の最も強力な攻撃手段であると考えられます。
考察
緋雪は「炎骨」を使って戦う際に、「陸郎(りくお)手ェ貸せ」や「陸郎(りくお)肋(アバラ)だ」といった台詞を口にします。
このことから、彼女が「陸郎」という炎をまとった骸骨のような存在を召喚し、その体の一部を戦闘に利用していると考えられます。
上層部の通達でも「炎骨の胴体までの使用許可が降りた」と言及されており、彼女が「餓者の炎骨の懐柔主」と呼ばれるのは、何者かと契約を結んでいることを示唆しています。