漣家(さざなみけ)とは
楽座市を200年に渡り取り仕切っている妖術師の一族。
当主は妖術によって形成された、“蔵”(くら)という亜空間の管轄を許されている。
楽座市(らくざいち)
年に一度開催される、裏社会の要人たちが集まる闇の競売。
「蔵」
漣家を二百年に渡り繁栄させてきた要であり、異質と呼べる程天才であった初代当主の代名詞と言える妖術。
一言でいえば、亜空間を生成して物を出し入れ出来る妖術。
凪浄苑(なぎのじょうえん)
漣家が所有している地下墓地。楽座市の会場の最下層にある。
漣家当主が突然死した場合、「蔵」から商品を搬出するための非常口「緊急搬出用扉」がある。
当主を交代する際の「継承の儀式」もここで行われる。
凪浄苑って名前かっこいい
— チョコ (@arisu8310) April 7, 2024
漣家(濤)の登場人物
漣家として登場しているキャラをまとめていきます。
当主:漣 京羅(さざなみ きょうら)
漣家の現当主。
後述の「蔵」の妖術を使用している。
冷静沈着で、楽座市を遂行することを第一の目的としている。
当主親衛隊:濤(とう)
漣家の妖術師約50人の精鋭4名が「濤」と呼ばれている。
濤は当主の警護を主な任務としている。
濤① 漣 宗也(さざなみ そうや)
弟の「伯理(はくり)」を溺愛しており、殴る蹴るを愛情表現だと思っている。伯理を溺愛する理由は、優秀な人間が集まる漣家で、伯理が“優秀ではない”ため。
柴登吾と対峙した際には、濤で一番強いと判断されている。
京羅の実子で、京羅からは次期当主候補に指名されるほも、京羅から信頼されている。
濤② 漣 天理(さざなみ てんり)
京羅の実子で、後述の「漣 伯理」の1歳年下の弟。
最年少で濤に選ばれた才能があり、才能が無い伯理を毛嫌いしている。
濤③ 女の人
前髪を片方あげた女。名前は判明していない。
濤④ 三つ編みの大柄男
髪の毛を編み込んだ男。名前は判明していない。
漣 伯理(さざなみ はくり)
妖術の才能皆無、前代未聞の弱さを自称。
あるきっかけで、人身売買等を行う楽座市が普通ではない祭典であることに気がつき、楽座市を終わらせるため、競売の邪魔をし、漣家を追放された。
チヒロ達とともに、楽座市を終わらせるために行動。
漣家の妖術
威葬(いそう)
威葬は漣家相伝の妖術であり、漣家の血筋の妖術師たちによって使用されています。
この技は敵に衝撃波を放ったり、進行方向とは逆に放って自身を加速させたりすることが可能です。
柴はこの技を「噂には聞く漣家の戦闘手段」「衝撃を生み司る」として警戒しており、神名備の上層部も漣家の妖術師たちを危険視しています。
このため、手練れの妖術師からしても威葬は警戒に値する術といえます。
多くの場合、威葬は両手の小指と薬指を握り、右手の人差し指と中指を折り曲げ、他の全ての指を伸ばした形の手印で発動されます。しかし、宗也と「濤」の髪を三つ編みにした妖術師は、両手の全ての指をやや折り曲げて、手の平を敵に向けた手印を作ることもあります。さらに、天理は二本の刀を構えたまま衝撃波を放ち、「錦」の本領の勢いを殺すことができるため、手印は必ずしも必要ではありません。
宗也の威葬は特に強力であり、マンションの外階段を大きく破壊するほどの威力を持っています。このため、他の者の威葬よりも高い威力を発揮します。
蔵
「蔵」は妖術で形成された亜空間。
伯理の「蔵」は自身の妖術で作り出してたものであり、京羅の「蔵」は先祖代々儀式で漣家当主に受け継がれてきたものである。
この2つの「蔵」はそれぞれ違う空間にある別物である。ただし仕様は同じであるため、双方に強い繋がりがある場合は相手の蔵に干渉できる。
「蔵」を継承するための条件は2つあり、それは漣家の嫡流である事と、当主と後継者に強い繋がり(愛情)がある事。
楽座市に出品される物品は京羅の「蔵」に保管されており、搬出入を含めた全権限は漣家嫡流の血を引いた現当主・漣 京羅にある。