森保一監督の解任要求が多いのはもはや戦術が古くて通じないせい?



画像元:https://www.instagram.com/japanfootballassociation/

昨日、テレビ朝日で
日本対オマーンの試合がありました。

まさか1点をとられて敗北

負けるとは思ってなかったのでびっくり。
オマーンの点の取り方に唖然としたのです。

ツイッターを見たら、

「無能」と「怒り」の嵐でした。

僕の友達も、

「森保、五輪を終えて燃え尽きたのか?」

心配しているほどです。

今回の失点はもちろん、
一試合の負けで解任を強く要求される理由、
森保監督の戦術など、色々調べてみた結果……

やはり彼のやり方はもう古いのでしょうか?

 

森保一監督の簡単な生い立ち

画像元:https://youtu.be/SS_9YGBlOPE

まずは森保監督の簡単な生い立ちから見ていきます。

1968年静岡県生まれの2021年時点で53歳
小学校5年生からサッカーを始め、長崎日本大学高校に入学しました。

高校の監督がマツダ(現サンフレッチェ広島)の監督と知り合いだったため、
1987年に森保選手はクラブに入ります。

彼はクラブの中で最下位だった。

本社に入団できず、子会社に回され、力を蓄えた。
ここでハンス・オフト監督(下記画像)と出会い、鍛えられた

やがて本社と契約を結び、ハンスさんが日本代表監督になったとき、
森保選手も日本代表の一人に選ばれた

画像元:https://youtu.be/oP-AuT0Ikdw

森保選手は無名であり、周りは驚いたうえに、
一部の選手以外「もりやす」と読めなかったとのこと。

試合で活躍し、向こうの選手から高い評価をいただきます。

2004年に選手生活を引退した後、
次は指導者としてサンフレッチェ広島のコーチに就任。

2017年に東京五輪の代表監督に就任し、現在に至ります。

 

森保監督が影響を受けたミシャ式サッカー

2011年、サンフレッチェ広島は経営悪化に伴い、
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督との契約を断念します。

※ペトロ監督は現在、コンサドーレ札幌の監督。

Jリーグニュースによりますと、
広島側はペトロヴィッチ監督のやり方を受け継いだ一人として、
森保監督の名前を上げていたのです。

ペトロヴィッチ監督の戦術を調べたところ、
攻撃と守備で大きくポジションが変わるとのこと。

ミシャ式サッカーと呼ばれております。

フットボールチャンネルによりますと、
ミシャ式戦術をかけられた相手チームは最初、
自分たちが何をされているのかわからなかった。

そして相手が何をしてくるかもわからなかった。

ミシャ式練習はゲーム(11vs11)が基本で、
ゲーム中に様々な制約を課して、選手たちに頭を使ってもらう方法です。

このやり方でサンフレッチェ広島はJ1に留任し、大きな成果を得たと。
コンサドーレ札幌でもJ1に残留し、現在へ至っています。

※コンサドーレ札幌、一昔前はJ1に上がってもすぐJ2に落ちてたのに、ね。

森保監督はミシャ式を基本にやり方を変えているのですね。

 

日本vsオマーンの失点がとても痛い!

https://twitter.com/GoalJP_Official/status/1433426413068034056

昨日の試合で日本が点数を入れられるところです。
動画を見てもらうのが一番早いと思いました。

僕が「嘘だろ」と思った部分は日本側のミスではないのです。

3人+1人の超厚い守備の隙間を狙って、
オマーンチームがパスを送り、開いたところにラストパス
そして二人いるうちの一人がシュートを放った。

ボールをとれる大きなチャンスだったのに、
隙間を狙われてパスを許してしまった

3枚の壁はオマーンにとっても重圧だったでしょう。
DFが多いほど、ボールをとられる確率も高まりますから。

日本側としてもボールをとる確率が高かったのに、
空いたスペースにコースアウトギリギリのパスを入れられた。

強みを狙われ、すごく痛かったと思っています。
さらに強みが狙われた結果、強みは新たな弱みへと変わった

素人の考えとして思い浮かぶ原因は一つ。

 

五輪で研究されまくった森保ジャパン

 

画像元:https://twitter.com/GoalJP_Official/

東京五輪で森保ジャパンは惜しい成果を出しました。
あのフランスに勝利をおさめ、準決勝までコマを進めた。

メダルを逃したけど、いい戦いをしていました。
日本は全力で戦ったからこそ、選手たちのプレースタイルはもちろん、
監督らの考える戦略・戦術も研究されまくった。

これはほかのチームも同じでしょう。
特にスペイン及びメキシコの敗北は研究されまくったはずです。

攻撃陣がなかなか点数をとれなかったのも痛い。
五輪で出した日本の弱点を克服できないまま試合に挑んでしまった。

吉田麻也選手は試合後のインタビューで、
「負けるべくして負けた」と述べております。

弱点は自覚していたものの、克服できないまま挑んでしまった。
だからこそ……

 

森保監督は解任されるのか?

画像元:https://twitter.com/tenmei_giants43/

森保監督を「無能」と罵るのは簡単です。

東スポなんて「格下オマーン」と失礼な言葉を書いています。

一方で僕もオマーンとの試合について、
「勝てるだろう」となめてかかって見ていたところがあります。

試合前の情報など、全くアテになりませんね。

※思えば五輪でも日本がフランスを下したのもすごかった。
フランスにとって格下の日本に負けた形だ。

今回、次も負けてしまうと、
さらに森保監督の戦略及び戦術が徹底して研究されつくし、
弱点まで克服できないまま進むとなると、解任でしょう。

新しい監督は新しい戦略や戦術を持っています。

森保監督の戦略が今の時代に通じないというわけではありません。
まだ古くもないし、あそこで点数をとられたのも「例外」と思いたいですが……

周りが森保戦略を研究し尽くし、そして攻撃と守備の弱点を徹底的についた。

特に日本にとっての強みである守備に隙が生まれ、
点を取られた(=例外が生まれた)のが大変痛いと考えています。

いい意味だと周りは日本(森保ジャパン)を強敵と認めてくれている。

頑張れ、森保監督、スタッフ、選手。
きついかもしんないけど。