画像元:https://shonenjumpplus.com/
急に話題になる漫画ってありますよね。
知っている人にはすでに知っていて、
最初からはまっているんだけど、知名度がない。
何かがきっかけで、急に知名度が上がる。
今、ツイッターを見ていたら、
少年ジャンプ+で連載中の漫画、
「タコピーの原罪」
が上がっておりました。
僕もトレンドに上がったので色々見ていきますと……
これは恐ろしいの一言しかありません。
タコピーの原罪あらすじ
画像元:https://shonenjumpplus.com/
タコピーの原罪は少年ジャンプ+で読める漫画です。
「話を読む気ないよ(そんなこと言わないで)」
という人のために簡単にお話させていただきますと……
主人公は異星人でかわいいキャラのタコピー。
ハッピー星出身であり「幸せ」を広めるために地球の日本へ降りた。
しかしおなかがすいている。
そこへ助けてくれた少女、しずかちゃん。
お父さんはおらず、お母さんと二人暮らし。
しずかちゃんは笑っていない。
唯一、犬と戯れているときだけ笑っていたのです。
タコピーはお礼がしたくてしずかちゃんと一緒に、
異星から持ち込んだカメラを使い、二人仲良く撮影しました。
翌日、しずかちゃんは殴られてドロドロだった。
タコピーは大きな違和感を抱かず、りぼんを上げた。
そして彼女はリボンを使って死んだ。
(トップ画像はネタバレ)
タコピーはカメラにある機能――
東京リベンジャーズたけみっちのごとくタイムリープ機能を使う。
たこぴーはしずかちゃんを救えるのか。
そして加害者被害者双方が抱く闇と悪意とは。
タコピーの原罪は少年ジャンププラスですべて、
無料で読むことができます。
登場人物の関係を簡単におさらい
よくわかる!「タコピーの原罪」登場人物紹介#タコピーの原罪 pic.twitter.com/hagPPbxDIH
— ツギお (@tugio_is_genius) March 4, 2022
簡単に人物をおさらいしますと、
主人公:タコピー
→ハッピー惑星から来た異星人で、
自分を助けてくれたしずかちゃんの自殺を防ぐため、
あれこれ助けながらも、基本よくない展開へと突っ走る。
ヒロイン:しずかちゃん
1話で大きな問題を出すキャラ。
彼女を救うことがタコピーにとっての課題。
話が進むにつれ、とんでもない加害者へと暴走。
敵:まりな
いじめっ子、心を病んでいるお母さん、
お父さんがまさかしずかちゃんとの母親と関係を……
大人の被害者だが憎悪はしずかへと向かう。
助け人:東君
しずかちゃんとまりなの同級生。
後にまりながしずかをいじめる(というより殺す)
動機の一つを作る少年
13話まで一気読みました。複雑すぎるし救いようがない……
作者は何を描きたいのか?
https://twitter.com/sugarcane__310/status/1499414885116964867
1話を見た限りですと、タコピーの原罪におけるゴールは
- しずかちゃんを自殺させない
- いじめっこという脅威を排除
- タコピーの成長
3つを同時に達成することかなと思いました。
最新話まで一気に読みますと、
そんな単純に話が進むわけないよなーと。
オリコンニュースのインタビューによりますと、
作者のタイザン5さんはサスペンス好き。
そして子供向け作品も好き。
二つを組み合わせたら面白いのではと考えた。
また現実は一人が悪者ではない。
悪者にも事情があり、それぞれの事情を漫画へ落とし込んだ。
実際、ただのサスペンスでなくなるところが面白い。
味方だと思っていたキャラが敵に回ったり、
反対もあるから面白いし、感心します。
特にしずかちゃんとまりなちゃんに対する見方が、
4話、8話、13話を境にくるくる変わるのです。
しずかちゃんはいじめられてかわいそうな子だったはずなのに、
気が付けば最も憎しみあるキャラへと変わっている。
同じくまりなが憎いと思ったら、こんなにかわいそうな子だったとは……
ころころ感情が変わっていくのですよ。
でもって「タコピー、お前さぁ」といいたくなることも。
これも最終回の「ハッピー星」につながっていくのでしょう。
そもそもハッピー星が本当にあるのか、そこからじゃないでしょうか。
よくここまで複雑に設定を練り、
単純に分かりやすい展開へと昇華できるものだ!
知らない間にいじめっ子?いじめの境界線
タコピー原罪のすごい考察見つけた。
タコピーは家庭環境やいじめを受けてる子どもをハッピー星に連れて帰って、記憶を消して純粋無垢な状態でハッピーに暮らせるようにする=タコピーにする
もしこうだと仮定するとタコピーがやってしまった過ち、すなわち原罪は記憶を取り戻す事?#タコピーの原罪— り (@ryooo___8) March 3, 2022
最後に話を読んで思ったことを一つ書きます。
いじめといえば、いじめっ子が悪いわけです。
たとえいじめっ子に事情があったとしても!
今だと旭川で凍死した少女がいます。
複数からいじめられており、しかも教育委員会らはとぼけている。
くわえて被害者の母親に脅迫めいた言動を送るなど、
心無いものが被害者をあおるようにいじめている。
何が起きているのか?
色々な視点から分析すると、色々な現実が見えてくるでしょう。
タコピーの原罪にて加害者は被害者に対し、
親の事情から激しい憎悪を抱いていた。
たとえ加害者側にどんな事情があったにしろ、
いじめという形で報復したら、快楽が押し寄せてくるのです。
https://twitter.com/hiropokkle/status/1497615359343357960
いじめにつながると感じる話として、
僕も仕事で部下がおり、時々説教するときがあります。
説教しているとき。だんだん快楽に近い物質が出てくるのです。
出るというより感じる、と言ったほうがいいでしょう。
人に説教している自分はストレス解消も担っており、
自分が優位に立った状態と錯覚を起こす。
説教にも種類がありますけど、
怒鳴る感じの説教は基本、叱る側のストレス解消を含んでいます。
だからこそ叱られる側は敵意を抱くわけです。
叱る側が弱ったとき、助けたいという気持ちを抱かなくなるのです。
説教は部下を伸ばすために大切と思う一方、
説教していて「なんか気持ちいい」と感じたら、
自分でも気づかない間にいじめへと変わります。
気を付けてください。
自身が弱ったとき、必ず報いが来ますので。