ハラミちゃんの紅白内定に不快を抱く人が多い二つの要因



画像元:https://twitter.com/harami_piano/

今日のヤフーニュースにて、
ユーチューバーのハラミちゃんが
なんと年末の紅白歌合戦に出場とのこと。

ただし紅白出場枠としてでなく、
大物ゲストとの共演枠であり、

他にも即興コーナーでバンバン出るとのこと。

ハラミちゃんについて僕は全く知らず、
最初、キティちゃんこと
サンリオにいるキャラかと思いました。

※キティちゃんとのコラボについては後で話します

とりあえずおめでとうございます。

さてツイッターなどを見ていきますと、
あまりよい評価がないのです。

むしろ不愉快のほうが多い。

僕は全く知らないので、
なぜ不愉快を抱くのかなど、
色々調べた結果……

 

ハラミちゃんの簡単な生い立ち

画像元:https://youtu.be/AU8sLCU-2WI

最初にハラミちゃんの簡単な生い立ちを見ていきます。

本名及び年齢は非公開、
4歳から音楽家のクラシックピアノ指導を受けて育ちました

BARKSというサイトのインタビューによりますと、学校での昼休み、
オープンスペースにピアノがあった。

そこでアニソンやポップスを弾いていると、
多くの子たちが集まり、次々とリクエストをもらった。

もちろん彼女はリクエストにこたえる形で弾いた。

「ヒーローになった気分だ。
勉強も運動もできない自分が唯一輝ける場所だった」

小学校の時点で、自分がたどり着きたい道に出会えたのですね。

音楽大学へ進学したものの、挫折を味った。
上には上がいる。どうやってもかなわない。

ハラミちゃんは音楽と全く関係ない一般企業へ入ったのですが、
ピアニストへの道を完全にあきらめたわけではなかったのです。

インタビューによりますと、
「まずは社会人として色々知識を身に着ける。
ピアニストとして生計を立てて暮らすのは後回しだ」

面接でも「なぜ音大まで行った君がこんなところに」聞かれたとのこと。

ハラミちゃんは会社で一生懸命働きすぎてしまい、
ついに体と心を壊してしまった。

半年ほどひきこもっていると、職場の先輩が述べました。

「ハラミちゃんはにとって一番自信のあることをしよう」

そして東京都庁内にあるピアノを弾いたところ、
そばにいたおばあさんから褒められた

続いて先輩が「これ、YOUTUBEにあげようよ」
あげた結果、2週間で30万をこえた。

一度忘れかけていた夢を再び思い出し、
以降はポップスを中心としたピアニストとして活躍しています。

 

ハラミちゃんの由来

ハラミちゃんの由来は好物である肉のハラミから取ったとのこと。

僕、最初サンリオから生まれたキャラが実体化した存在、
Vチューバ―に近い存在なんだろうなと思っていました。

ちなみに僕が真っ先にハラミちゃんと聞いて
思い浮かんだキャラがKIRIMIちゃんです。

ハラミちゃんはKIRIMIちゃんの仲間だろうと思っていました。

後にハラミちゃん公式YOUTUBEにて、
自身がまさかのサンリオキャラ化になってしまったとのこと。

 

ハラミちゃん紅白内定に不快を抱かれる理由が素人?

画像元:https://news.yahoo.co.jp/articles/

今回、ハラミちゃんは紅白歌合戦にメインでなく、
即興コーナーや歌手とのコラボとして出ます。

ヤフーやツイッターなどのコメントを読んでいますと、

「何で彼女を紅白に出すの?」疑問の声が多かったのです。

僕も納得したコメントがこちら。

「芸能人でない素人(ユーチューバー)が呼ばれるなんて」

一応ハラミちゃんは音大を出て、
あちこちでピアノを弾きつつ、来年は武道館でライブを行いますし、
すでに大きな会場でピアノライブを開いているのです。

ハラミちゃんはプロです。プロだけど、素人に見られてしまう。

原因の一つが「ユーチューバー」こと肩書でしょう。

ユーチューバーという単語を聞くと、
いくら芸能人がYOUTUBEを使って企画に挑んでいるとしても、

素人が一発逆転を狙うためにあれこれ行う場所と、
多くの人は思ってしまうのではないでしょうか?

画像元:https://youtu.be/3QQ1wmtLGm0

根拠の一つとしてさんまのまんまで明石家さんまさんが、
ユーチューバーのはじめしゃちょー(上記画像)をゲストに招いたとき、
なんとさんまさんがはじめさんに述べていまいた。

「ユーチューブは素人の領域」と。
「素人の領域にプロ(芸能人)が入り込んでごめんな」と謝っていたのです。

僕もハラミちゃんの経歴を見ると「プロだ」と思いつつも、
「ユーチューバー」という単語が目立っているせいか、

「芸能人でもプロのミュージシャンでもなく、どちらかといえば素人だよな」
思ってしまうのですよ。

後はハラミちゃんという名前そのものにも原因があるのかもしれません。
本名、あるいは本名に近い姓名なら素人でなくプロとみなすでしょう。

そしてユーチューバーは芸能人や事務所が作った文化ではありません。
素人、いや、芸能人でない第三者が創り上げた物語なのです。

だから物語に引っ張られて「素人のくせに」思ってしまうのです。

 

なぜ本物のピアニストを差し置いて彼女なの?

画像元:https://www.jiji.com/

もう一つ気になったコメントがあります。

「なぜ本物の選ばれたピアニストでなく、彼女が出るのか」

実例として、先日行われたショパンコンクールで2位をとった反田恭平(上記画像)さん。
彼を紅白歌合戦の演出枠へ呼んだらいいのに、なぜ彼女なんだ?

疑問の声を上げている人がいたのです。
まあ、気持ちはわかります。

実力の優れた人が招かれず、
実力よりエンタメ感ある人が紅白に出るのはおかしい!

人間の感情として嫉妬も含んだ気持ちを抱くのは当たり前だし、
信用といった目に見えない基準にもつながるのです。

同時にハラミちゃんに対する不愉快というより、
NHKの人選に対する不快感が強いと思われます。

ヤフーニュースによりますと、

ハラミちゃんは笑顔でピアノを弾き、老若男女に受け入れられる。
バラエティ番組やCMにも引っ張りだこ(で、視聴率も上がる)

紅白歌合戦は一種のお祭りであるからこそ、
実力もだけど、エンタメ性(盛り上げる力)も重視される。

NHKがハラミちゃんを決めた理由もわかります。

実力の素晴らしさだけを競うのが紅白のコンセプトなら、
絶対にハラミちゃんは採用されないでしょう。

実力だけではダメな領域(=魅力)が紅白なんだと思っています。

とにかく紅白歌合戦、頑張ってください。