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「やはり炎上となったか」
数日前から漫画家、
倉田真由美さんのツイッターがちらほら
他人様経由で入ってきました。
厳しい指摘に賛同も多く集まる一方、
厳しすぎるがゆえに一歩間違えれば、
あちこち叩かれてしまう。
倉田さんが医療従事者に対して、
とても厳しい発言を述べ、
医療関係者を含むたくさんの人から
叩かれてしまったのです。
ツイッターを改めてみていきますと、気持ちはわかります。
ただ……
倉田真由美のおいたち
画像元:https://bunshun.jp/articles/-/45901
始めに倉田真由美さんの生い立ちを見ていきます。
1971年福岡県生まれ。
倉田さんが漫画家を目指したきっかけとして、
西原理恵子の作品を読んだとき「この程度なら私でもできる」捉えたとのこと。
大学受験を選びつつ、漫画を描いてあちこちの出版社に持ち込んだ。
一橋大学入学後、サッカー部のキャプテンに恋心を抱いたのと、
身近にプロの漫画家(黒田硫黄さん)がいて、彼の画力に漫画家を断念。
しかし神は見放さなかった。
#倉田真由美 はデビュー当時から西原理恵子の芸風パクリだと批判されてたが、ついに本人にこれ言われたときは面白かったな pic.twitter.com/9ZrG03POgr
— はぐ (@haghag1203) August 15, 2022
就職試験を受けるものの、あまりにも自分の都合を優先した回答に、
採用側の怒りを買い、就職試験に落ちてしまった。
自分の体験を元に漫画を描いて応募したところ、
ヤングマガジンのギャグ部門に選ばれ、デビューを飾ったのです。
アルバイトをこなしながら漫画を描き、
SPAで「だめんず・うぉ~か~」を連載し、世間で注目を浴びました。
僕が倉田さんを知ったきっかけも「だめんず・うぉ~か~」です。
だめんずを連載してからテレビへの露出も増えるようになった。
1999年に結婚し、お子さんを産み、2年後に離婚。
2009年に再婚し、現在に至ります。
なぜ子育て漫画を描けないのか?
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文春インタビューに面白い発言がありました。
倉田さんが子育て漫画を描けない理由についてです。
「ママ友から育児ネタを集めたが、
自分自身に育児の悩みがなくて、描けなかった。
フィクションであっても、血が通っていないと難しい。
自分の中にないものを漫画にすることはできない」
血が通う=自分の体験、悩み、大変さ、感動です。
どれだけネタがあっても、最後は自分にかかってくるのですね。
だからこそツイッターでは人気を集めています。
自分の血が通った発言をしているから。
※なお倉田さんは数年前にミステリー漫画「凶母」を執筆しました。
もちろんフィクションですが、彼女の中に血となる部分があったのでしょう。
倉田さんのツイートが人気を得た理由
マスクについて数ヶ月前までまるで知識がなかったが、調べれば調べるほど「効果はないが有害性ははっきりしている」という結論に収斂していく。効果を信じる人は好きにすればいいが、そうじゃない人間にとってはマイナスの意味しかないことを少なくとも周知されるべき。
— 倉田真由美 (@kuratamagohan) December 8, 2021
倉田さんのツイートが話題を呼んだ出来事は新型コロナウイルスにおける、
政府や医療関係者に対する疑問です。
例えばマスクについて、欧米ではすでに外して歩いている。
一方で日本は当たり前につけているし、効果もない(倉田さんの視点)。
同じく疑問や違和感、医療団体への不信を抱いている人にとって、
彼女の声は大きく賛同を集めました。
「決まりだから」と意味不明なルールにも従う癖が骨身に染みている、日本人。髪型とか下着の色まで訳わからん校則をガッツリ守らせた教育の賜物だな。
— 倉田真由美 (@kuratamagohan) August 16, 2022
また医療関係以外でも昨今の現代社会に潜む矛盾をはじめ、
多くの人が指摘できない出来事を、言葉で表現している。
賛否両論あれど、ズバリと指摘してくれるところに、
彼女への人気が集まりました。
そして……
医療従事者向けへの発言
https://twitter.com/monsoon99/status/1558968046467035136
リアルライブの記事によりますと、
彼女が今回炎上した経緯に、とある医療従事者の悲痛なつぶやきがあった。
周りは夏休みをとっているが、自分は看護師として働き三昧。
しかもボーナスも減っており、心身ともに苦しいと。
このつぶやきに倉田さんが述べた。
「仕事が忙しい、辛いなら今すぐやめてしまえばいい」
倉田さんの言い分もわかるのです。
ツイッターでいちいち愚痴をつぶやくなと。
一方で「さすがに言い方、厳しすぎないか?」
あまりにも攻撃的で突き刺してくる言葉です。
言葉を選んだうえでやんわり発言したら、それほど炎上にならなかったのでは?
あるいは厳しい発言の後に
「それでも病院関係者の皆さん、ありがとう」
感謝を述べたら、それほど炎上にならなかったのでは?
僕は考えています。
こういう良心的なことを仰るお医者さんがいて心強い。付け加えると、我々の平和な暮らしを守ってくれている自衛隊員や海上保安庁の方々にも深く感謝。中国の領海・領空侵犯が繰り返される中、命を張って国民の命を守ってくれている。一部の国民から激しい罵倒を受けても、何一つ文句も言わずに。 https://t.co/xG0fnpm9EQ
— Hideki Kakeya, Dr.Eng. (@hkakeya) August 15, 2022
医療関係者も仕事をやめようと思えば辞められますが、
そこでやめてしまったら
「人としてどうなのか?」
自分の中にある良心が働くのです。
ボーナスも減った、忙しいとつぶやいた医療関係者のつぶやきも、
想いをつぶやくからこそ、今一歩とどまることができるのです。
「よし、愚痴をはいた。いいねをもらって元気が出た」
辞めたいからツイートしたというより、
退職をやめて、自分の体にムチを打ってでも、
再び現場で患者を助けるために働く。
今回またもや炎上してる倉田真由美って去年のこのTweet以来、フォロワーが反ワク反マスクだらけになってて草。 pic.twitter.com/RTQmuhH2t7
— いぬん (@Inumof4226) August 15, 2022
病院関係者は今、大変です。
僕の身内(姉夫婦)も新型コロナを患い、数分おきに熱が上がったり下がったり、
とにかく体力を持っていかれるとのこと。
姉は2度ワクチンを打ち、発症から2日目で体が楽になりましたが、
一度もワクチンを打っていない姉の旦那は5日ほど苦しんでいました。
僕はまだ発症しておりません。
ワクチンを3度打ち、3回とものたうち回りました。
医療関係者の皆様、いつもお仕事お疲れ様です。
そしてありがとうございます。