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4年連続、M-1グランプリで準優勝を勝ち取った和牛の二人。
今年も優勝を取れなかったけれど、
準優勝へ行くまでのノウハウは確実にあるわけです。
少なくとも準優勝を目指せる和牛のネタは、
水田信二さんと川西賢志郎さんのどちらが担当しているのでしょう?
調べていくと、ある傾向をつかんだのです。
ネタ担当は水田信二さん
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和牛のネタを担当しているのは基本、水田さんです。
いろいろ調べたところによりますと、
水田さんは自身の性格を活かし、ボケを創っていくのだそうです。
※お二人ともネタつくりのコツについて触れておりません。
人に聞かれても答えをはぐらかすのだそうです。
水田さんは元料理人であり、お店を経営できるほどの腕前です。
お店を経営できるってことは、人が求めるものを見ないと、
おいしい料理は作れないってことであり、よく人を見て調査しないとできません。
安定感のあるネタを水田さんが作っていると知り、納得しました。
なお水田さんの料理エピソードはこちら。
和牛の漫才でよくみられる特徴
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和牛の漫才を見ると、表現力と演技力の高さに感動します。
ネタを創った後、ネタ元となっている人物へなりきるため、
徹底して取材をしているとわかります。
和牛の漫才は舞台(劇場)です。
初見でもすんなり入れるよう、最初は何気ない話を切り出したのち、
いつの間にか和牛が作る舞台へ読者を引き込むのです。
※特に川西さんの演技は素晴らしい。
川西さんの特徴をよく表したエピソードがこちら。
一度引き込まれると、ネタのテーマがわかると、
多くの人は「わかるわかる」や「ねーよ、そんなの」とツッコミを入れたくなります。
おばあちゃんなら声だけでなく体の細かい部分まで、
おばあちゃんになり切って、水田さん扮する誰かと絡むのです。
ほかにも和牛のネタ作りを研究したブログによりますと、
お二人は「常識やセオリーを覆す」のが得意だそうです。
具体例として
「世間ではクリスマスが話題といいますけれど」という、
ネタを振るために必要なセリフを言ったとします。
そこから「クリスマスといえばケーキですよね、景気」
と笑いのポイントへ入る前に突っ込んでしまうのです。
「いやいや、世間ではお豆をぶつけるのが話題でしょ」
といった感じでしょうか。
背後にあるのがお二人の生き方だと思います。
川西さんはお姉さんと危ない関係になっております。
つまらないという意見に見える和牛の弱点
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僕は和牛の漫才を見て大笑いできるほうですが、
世の中には「どこが面白いのかわからない」という声もあります。
知恵袋にて「和牛のどこが面白いのかわからない」
という声があったので、一部紹介します。
- 「和牛を見ているくらいなら、勢いのあったミキといった勢いのあるほうが面白い」
- 「言葉のどーでもいい部分で揚げ足をとるのが不快」
- 「多くの人が思いつくだろというツッコミやボケが多い」
- 「屁理屈に屁理屈で返しているだけ」
※和牛ファンのかた、ごめんなさい。
和牛ネタがつまらないと述べている意見は、
和牛の長所であり、同時に短所を指摘しております。
和牛漫才のすごさは独特の空気を創るところです。
一度ネタを披露すると、いつの間にか演技が始まる。
演技において、知らない間に僕たちは和牛が作る、お笑い空間へ引っ張られるのです。
一度引っ張られると、和牛の二人の言葉や顔を見るだけでも、
くすっと笑いが来ますし、川西さんの演技にも笑えます。
漫才を通し、川西さんと水田さんの人柄にも触れ、
ただ笑えるだけでなく「優しい人なんだろうな」とも思うのです。
(特に川西さん、水田さんは少し冷たい感じ)
※ 水田さんの人柄についてはこちらをご参照ください。
初見は不快感を抱くかもしれない?
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一方で和牛が漫才で作る独特の空気に入り込めないと、
「和牛はつまらない」と思われても仕方ない。
例えばM-1グランプリにおいて、決勝ではオレオレ詐欺ネタを披露しました。
僕を含め、たいていの人はオレオレ詐欺を知っているから笑えます。
しかしオレオレ詐欺を知らない人が見たら、ほとんど笑えません。
※オレオレ詐欺って何?と尋ねる人は一定数います。
あと、初めて見る人にとって、
水田さんの演技(漫才中の行動)を見て不快に思った方もいるとのこと。
基本、川西さんが良いキャラを演じる割合が多いから、
水田さんがガラの悪いお兄さんやお姉さんを演じやすい。
(もちろん、例外もありますよ)
和牛を知っている人が見れば大笑いできるのですが、
知らない人が見たら、ネタによって不快感を得るのではないでしょうか。
安定感が弱点だって?
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つまらない理由で一番重要な個所として、
今回優勝した霜降り明星と比べると、安定感がありすぎです。
スベる不安もなく笑いは起きるのですけれど、
野球でいうヒットを連発し、ホームランがありません。
霜降り明星は粗品さんの言い方にキレがあり、
せいやさんの動きはびしっと決まっていた。
見ていて心地よかったのです。野球でいうホームランを出したのです。
デメリットとして三振を出す(誰も笑わない)時もあります。
だからこそ、今後の和牛に必要な技術はホームランを出すこと。
初見を含む大勢の観客を味方につける漫才をすることでしょうか。
言い方を変えれば、今までの漫才をいったん捨てる覚悟といいましょうか。
来年のM-1で優勝を狙うならの話ですが……。
和牛の漫才はファンをとても大切にする温かさがあります。
M1では温かさが仇になったのかなあと、僕は思うのです。
なお和牛においてはこちらのエピソードを見ますと、
彼らの笑いについて深く入り込めると考えています。
お二人の人柄は笑いにも間接的な影響を与えていますから。
霜降り明星が和牛と接した時の印象がまさかの
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M-1グランプリで優勝を収めた霜降り明星のお二人。
和牛の優勝を奪いやがったこいつらは見たくないと思った方、
少しだけお付き合いください。
M-1グランプリを見終えた後、和牛のモーモーラジオと、
霜降り明星のだましうちというラジオ番組を聞いていました。
そこで霜降り明星のせいやさん、粗品さんは和牛のお二人について、
「とても尊敬できる、自分たちが勝ったとは思っていない」
粗品さんは水田さんとお話ししたそうで、
「めっちゃ優しい方だった」
後、霜降り明星のラジオリスナーからクレームが届いていました。
「もっと和牛のように(特に川西さん)、品のいい芸人になれ。
粗品、お前は下品すぎる。×××(ここでは書けませんw)を治せ!」
笑いました。ちなみに霜降り明星の芸はつまらなかったと述べる人が多かった。
理由はこちらに書いています。一言でいうと……